作業療法学科教員 藤井からのメッセージ

1.担当科目紹介

−機能解剖学−

人間の体の基本的な構造である骨や関節、筋、神経系について学びます。また、そのような構造がどんな機能を持つか、学生同士で実際に身体を動かしたり、触ったりしながら理解していきます。


学生だった頃、専門的な知識を学ぶことに少なからず憧れの気持ちを持って学んでいたと同時に、OT資格取得の道が険しいことを最初に教えてくれた講義であったことが思い出されます。私は飽きっぽく、集中力が続かない学生であったので(今でもそうですが)苦労しました。記憶系の勉強が苦手な方でも、少しでも前向きに勉強できるよう体験型の講義形式を心がけています。


−日常生活活動(ADL)T−

人間が生活するうえで毎日繰り返される基本的な動作についての講義です。普段何気なく行っている動作において、どんな身体機能や精神機能を必要とするかを学びます。また、日常繰り返される活動がどのように精神機能に影響を与えるか、対象者にとってどのような意味を持つ活動であるかを分析する視点も学びます。この講義は学生同士で動作を丁寧に観察することがベースとなる講義です。生活者としての人間を意識することができる講義です。

−作業治療学X(老年期)−

老年期の作業療法治療に関する講義です。老年期は社会的責任や人生の課題をやり遂げ、実りある自分の人生を振り返る重要な時期です。また、人生の先輩である高齢者から机上からは学べない、さまざまな教訓を得ることができ、自分がどのような人生を歩むのかを考えるきっかけにもなります。何がその方の大切な作業であるかをさぐりながら、人生の終末を実りあるものにするための作業療法支援を学びます。




2.作業療法士を目指すみなさんへ

私は作業療法士になって年齢を重ねるにつれ、作業療法士の職業を選んでよかったと感じています。患者様の生活に関わらせていただくことで自分自身の学びの場にもなっていると感じることができ、一生勉強を続けることのできる職業でもあります。学生時代は勉強から一刻も早く「おさらばしたい!」と思っていましたが、今はどのような場面においても作業療法士として役立つ知識に結び付けようと思考している自分がいます。


私は苦労しましたが、早いうちから自分に合った学習方法を身につけておくことはとても大切です。皆さんも、苦しくならない学習習慣をぜひ身につけてほしいと思います。


自分らしく生きることを支援できる仕事にぜひトライしてみてください!