18.12.12
特別講義~私が歩んだ看護の道~
12月3日、惣万佳代子先生をお招きして看護学科の全学年を対象に特別講義が行われました。
惣万佳代子先生は、現在「デイサービス このゆびとーまれ」の理事長を務めておられ、在宅看護論実習では大変お世話になっております。 先生は看護師として富山赤十字病院で長年勤められ、退職後の1993年に 「デイサービスこのゆびとーまれ」を開所されました。
子ども、お年寄り、障害者が一つ屋根の下で過ごす「富山型デイサービス」は、1999年 県内初のNPO法人となりました。これらの功績が認められ数々の賞を受賞され、更に2015年8月、第45回フローレンス・ナイチンゲール記章を受章されました。
講義は『私が歩んだ看護の道』と題して、自身の生い立ちや学生時代、看護の道を選択する原点となった母親の存在、病院勤務をしていた臨床の頃、『このゆびとーまれ』を開所するきっかけとなった話、デイサービスでの様子やエピソード、またナイチンゲール記章授与式の様子も映像で見させて頂き大変貴重な講義でした。
その中でも「人は幸福になるために生きていく」、『このゆびとーまれ』の理念である「誰もが地域と共に暮らす」、「みんなが一つ屋根の下で暮らすことは日本の文化である」という言葉が印象的でした。そして、先生にとって『看護とは何か』が永遠のテーマだそうです。
卒業を控える3年生、立志式を終え本格的な実習がはじまる2年生、基礎看護学Ⅰ実習を控える1年生。それぞれに先生のメッセージが伝わり、多くの学びがありました。
18.12.04
特別講義~難病~
富山県難病相談・支援センターから講師をお招きし、難病についての特別講義が行われました。
これは、医療職を目指す学生を対象に当事者の体験を話してもらうことにより、難病の理解と患者支援を深める目的として、富山県社会福祉協議会が実施している難病患者支援啓発事業です。
当校は、看護学科と介護福祉学科の2年生が毎年受講しています。
富山県難病相談・支援センターの紹介の後、岡島 康幸さんと大和 恵美子さんから当事者のメッセージとして体験談をお話ししていただきました。岡島さんからは「潰瘍性大腸炎と闘って」、大和さんからは「入院を繰り返す難病 皮膚筋炎と共に」について、発症の経過、治療に伴う苦痛、日常生活、現在と予後について詳しくお話しいただき、学生たちは真剣に聞き入っていました。
『医療現場に立った時は素敵な笑顔を見せてください。
その笑顔がきっと患者の元気の源になるはずです。』
先日、立志式を迎えたばかりの2年生には、最後に話されたこのメッセージが胸に響いたようです。
18.12.04
第12回 立志式
立志式とは、講義や演習を通し看護に必要な基礎的知識・技術を学ぶ看護学生が、看護の道を歩む決意を新たにする節目の儀式です。
本校でも、10月に基礎看護学Ⅱ実習を終えた2年生が、看護を実践する責任と自覚を胸に、立志式に臨みました。
式では厳かな雰囲気の中、看護の心を継承する戴帽の儀とキャンドルサービスが行われました。美しいキャンドルの灯を手に、「ナイチンゲール誓詞」と2年生が考えた「誓いの言葉」を唱えました。
また、富山県看護協会常任理事 田村雅子様からご祝辞をいただいた他、実習施設から多くのご来賓にご臨席いただきました。保護者の方々にもお越しいただき、立志生の姿を見守っていただきました。
式には1年生・3年生も列席しました。2年生の姿に1年生は自分の未来を重ね、3年生は自分の初志を映し出していたことでしょう。
2年生は、来年1月から始まる専門分野Ⅱ実習に向けて、現在準備学習を進めています。
気持ちを新たに仲間と励まし合いながら、頑張って欲しいと思います。
ご家族の皆さま、関係者の皆さま、今後とも見守っていただけますようお願いいたします。
■戴帽の儀
■キャンドルサービス
■3年生より「お祝いの言葉」 ■1年生より「花束贈呈」
■立志生 集合写真
18.11.09
4年から3年へバトンタッチ!
理学療法学科3年生は11月12日から始まる臨床実習Ⅰに向けて準備中で、4年生は国家試験学習が本格的になってきました。そこで、今回は4年生の臨床実習での取り組みや体験談、教訓を交えて、これから実習に出る3年生にエールを送る会を開催しました。
4年生は4月から9月にかけての臨床実習での貴重な体験を振り返り、これから始まる実習に不安と期待の3年生にアドバイスをしました。3年生はそれに対して真剣な表情で話を聞き、必要に応じてメモを取ったりしながら聞き入っていました。
臨床実習で得た貴重な教訓や知識、技術を後輩にアドバイスし、そのエネルギーが絆になって今後に生かされることでしょう。
学習室を利用して行いました。 3年生はメモを取ったりして聞き入っていました。
なかなか終了になりませんでした。
18.11.09
救命救急講習会を受講しました
理学療法学科3年生は後期に入り、臨床演習、研究法、技術論Ⅱ等の科目とともに、11月中旬からの臨床実習に向けて準備している最中です。
今回、技術論Ⅱという授業の一環で、滑川消防署にて救命救急講習会を受講しました。
滑川消防署員の方々のご指導で、救命救急の基礎知識と実際の場面を想定しての対応、AEDの使い方等学ぶことができました。少人数のグループで医療、福祉の現場での緊急な場面でも冷静に適切な対応が出来るよう、その知識と技術を1つ1つ身に付けます。そして修了後には修了証が発行されました。
参加した学生からは、実際の場面を想定しているので気が引き締まり、日頃の学習の大切さを再確認したということや、わかり易くご指導いただいたので、しっかり身に付けようと思った等のコメントがありました。
学生の皆さんの今後の更なる現場での対応力向上に期待すると共に、ご指導いただいた滑川消防署員の方々に感謝いたします。
消防署員より直接講義、実技指導を受けました。
修了後に発行される修了証です。
18.11.07
3年生:特別講義「フットケア」
成人看護学方法論Ⅱの特別講義として、厚生連滑川病院 フットケア外来担当 西-2病棟主任看護師 高島 英子先生を講師にお招きし、フットケアについて講義と演習がありました。フットケアは、高齢者・糖尿病患者などのQOL(生活の質)を向上するために、大変重要なものです。予防が不十分であったり、医療者のケアがなされず足が切断になるケースもあるため、アメリカではフットケアの専門職や専門病院があり、高齢者や糖尿病の足病変の予防と治療に成果をあげています。
日本においても、効果的な医療手段として関心が高まってきており、フットケアがチーム医療として浸透しつつあります。特に血管外科、整形外科、内科、皮膚科においては、まだ患者ケアが行き届いていないといわれており、患者のQOLはもちろんのこと、医療の効率化と質の向上の面でも大変注目されています。
専門分野Ⅱ実習を終えた3年生は、患者さんの援助である足浴を経験していますが、今回の特別講義を通じて、爪の処置方法、痛みによって転倒リスクにつながること、観察を通して異常の早期発見ができることなど、改めてフットケアの重要性について学ぶことができました。
18.10.22
4年生:卒論発表会開催!
卒業論文は理学療法学科4年生が3年次後期より具体的に取り組み、研究計画を立て、倫理審査を経て実験やデーター収集作業を実施し、それを論文としてまとめてきました。その成果として、10月15日(月)に卒業論文発表会が開催されました。理学療法学科教員と3年生も参加しました。
卒業論文のテーマは、動作や姿勢による静脈還流速度の変化といった基礎的研究から、理学療法を実施する際に重要なポイントとなる運動学習の視点、また動作時の筋活動、床反力計を用いたジャンプ動作やスポーツ動作における分析や関節可動域調査、各種運動療法の効果、高齢者の保健活動について等、理学療法士が関わる主要な分野のテーマについて、その取組みが発表されました。
発表後の積極的な質疑応答、教員からのアドバイスなど大変有意義な時間となりました。
これを出発点として、臨床での研究活動として更に発展していくことを期待します!!
演題は11演題で2~3人での卒業論文です。
野球、バレーボール等のスポーツ分野の研究発表もありました。
理学療法学科教員からのアドバイスに全員で注目!
18.10.12
1年生:調理実習
10/4(木)、1年生が「栄養学」の授業で調理実習を行いました。
講師として滑川市民健康センター所長で管理栄養士の結城 幹子先生にお越しいただきました。
患者さんの栄養管理は主に管理栄養士の仕事ですが、看護師も栄養学を理解し、健康を維持・増進・回復するために患者さんの栄養と関わっていかなければなりません。これまでの講義では、座学で各栄養素について学び、最終日のこの日、まとめとして調理実習を行いました。生活習慣病予防食「バランスのとれた昼食」を調理し、各ライフステージの特徴と栄養アセスメント、栄養課題について学習しました。
【メニュー】
*枝豆とかまぼこのピラフ
*お好み焼き風キャベツたっぷりハンバーグ
*ピーナッツ和え
*きのこのスープ
*ヨーグルト和え
見事な包丁さばきの学生もいれば、少しぎこちない学生もいましたが、無事完成しました。おいしそうに出来あがった食事は、皆で昼食としていただきました。
18.10.02