21.04.13
看護学科オンライン体験入学会
3月25日(木)体験入学会を行いました。
夏に引き続き、今回もオンラインでの開催でした。
学校生活やミニ講義・学生の演習風景など伝えたいことが盛りだくさんで、予定の60分を超えてしまいました。
お申込みいただきご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
杉原学科長【学科紹介と看護師を目指す方へ】 | 田中先生 ミニ講義【ナイチンゲールの生涯】 |
学生生活の紹介やキャンパスツアー、技術演習では、春休みを返上して在校生16名が頑張ってくれました。
【学校生活紹介】
新3年生が担当。画面の向こうに語り掛けるように何度も練習していました。 |
【キャンパスツアーは登校の様子から】
駐車場から玄関、校内へと続きます。 進め方も撮影も手慣れたものです。 |
【教室にて新2年生にインタビュー】 面白いことを聞き出そうと必死です。 |
続いて、技術演習の様子です。今回の技術演習は、
〇 薬物療法を受ける患者さんに必要な援助方法、与薬の技術から注射
〇 在宅看護論の演習から、訪問看護をイメージしたロールプレイイング
各ブースに分かれて、担当の専任教員のもと演習に取り組みました。
協力してくれた学生の言葉
・とても緊張しましたが良い経験ができました。学習の復習にも繋がりました。
・緊張しましたが何回も練習したので、本番はスムーズに出来ました。
自分たちの後輩になるよう、入学に繋がれば良いと思いました。
・先輩たちの動きを見て、自分も考えて行動できる人になりたいと思いました。
また、先輩たちのコミュニケーション能力の高さを見習いたいと思いました。
・先輩たちのお陰で円滑に、自分たちも楽しんで進められたと思います。
自分たちの説明がしっかり伝わっているか心配でしたが、参加してくれた方が楽しんで
くれたようで良かったです。懇談会が楽しかったです。
・夏に続いて二度目でしたが、仲間と作り上げる楽しさ、とても充実した時間を過ごす
ことが出来ました。本当に楽しかったです。
終了後は参加者と学生のみでリモート親睦会を行いました。
学校の雰囲気が少しでも伝わったでしょうか。
2021年度の体験入学は夏(7月・8月)に予定しております。
詳細が決まり次第、ホームページに掲載します。
21.03.16
老年看護学Ⅰ実習 なごみ苑
老年看護学Ⅰ実習では、老人保健施設で実習を行います。
数カ所ある実習施設のうち、当校の系列施設でもある「なごみ苑」では、3月3日のひな祭りの日に、なごみ学級と題しレクリエーションを企画しました。
参加してくださった療養者さんには、「タンポポ」「さくら」「チューリップ」のシールを胸に付てもらい、3グループに分かれて輪になりました。
「ラジオ体操」・「幸せなら手をたたこう」で準備運動をして、黄緑桃色のピンに輪を投げて合計点を競い合いました。
参加者は24名
男性女性、年齢も様々でグループを作りました。
療養者の方に合わせてピンの位置を変えて、多くの点を取って頂きました。
合計点を暗算で答えてくださる療養者さんもおられました。
大接戦の結果、優勝は「チューリップ」グループでした。
レクリエーションを企画しての感想
・準備には時間が必要で、楽しんで頂ける内容を考える必要があると思った。
・グループ分けのシールや優勝グループの参加者にメダルを作って渡すと喜んで貰えたのでよかった。
師長さんからの助言
企画するのは大変ですが、参加者に楽しんで貰うためには、企画者自身も楽しむことが大事です。
21.03.12
卒業式
3月9日(火) 看護学科34名が卒業しました。
今年度も学科毎に執り行い、ご家族の出席人数を制限するなど、新型コロナウイルス感染防止対策を取りながらの挙行となりました。
【第一部】
卒業生34名を代表して、土井萌仁香さんが長谷川学校長より卒業証書を頂きました。
この他、在学中の学習態度や成績が優れた学生に小林理事長から「創設者山田禎一賞」が授与されました。
【第二部】
杉原学科長から学生一人一人に、卒業証書を授与されました。
在学中の学習態度や成績が優れた学生に、「優等賞」「日本看護学校協議会優秀賞」が授与されました。
皆勤賞3名、3年間欠席せず毎日登校しました。
精勤賞2名、欠席がほとんどなく、ほぼ毎日登校しました。
卒業記念品贈呈
4学科卒業生全員で相談し、図書購入費を寄贈しました。
卒業生を代表して築島誠尚さんが、謝辞を述べました。
教職員の他、実習で関わらせていただいた患者さん、実習施設の看護師をはじめとする職員、クラスメイト、身近で見守り支えて下さった家族への感謝の気持ちを述べ、これから、人命にかかわる責任ある職である看護に向き合い努力することを誓いました。
3年間クラスリーダーとして気配りしていたことが、クラスで評価され選出されました。
在校生から卒業生に花束贈呈
今年度は1・2年生の代表者2名が来校し花束を贈呈しました。
21.03.12
専門分野実習Ⅱ母性看護学実習
年明けから専門分野Ⅱ実習に臨む2年生。
母性看護学実習も1月末から3月5日まで、2グループが黒部市民病院で実習しました。
当学科では、学生の居住地に合わせ実習病院の配置を工夫しています。
学校での授業を振り返り、まず人形で練習しました。
本番同様、準備から片付けまで、グループメンバーで協力します。
沐浴の前に、健康チェックをします。
呼吸・心拍・体温など測定します。
(写真)黄疸の検査をしています
指導助産師に見守られながら、受け持ち新生児の沐浴をしました。
人形での練習と違って、新生児は動きます。
突然の手の動きに戸惑うこともありますが、指導助産師がそばでサポートしてくださいます。
沐浴後、ビタミンKのシロップを飲ませています。
のどが渇いていたので、ごくごく飲んでくれました。
1グループ目の学生は、初産婦さんに沐浴(赤ちゃんのお風呂)の指導をしました。
自分たちも実習で初めて沐浴を経験し難しいと感じたところをわかりやすく伝えるために、病室で人形を使って事前練習したり、イラスト入りのパンフレットを作成するなど工夫しました。
■ ママの感想
■ 学生の学び・感想
■ 教員より
21.02.17
専門分野Ⅱ実習開始~精神看護学実習・社会復帰施設 あゆみの郷~
昨年10月に基礎看護学Ⅱ実習を終えた2年生は、1月末から専門分野Ⅱの実習に励んでいます。
専門分野Ⅱ実習とは、各領域別実習のことです。
修得した看護過程の技術や看護実践の基盤を活かし、各看護学の専門領域の特殊性に応じた看護の展開を修得していきます。
最後の実習となる11月の統合実習まで約9か月間、様々な領域に分かれ実習します。
今回は、精神看護学実習の様子を紹介します。
精神看護学実習では、かみいち総合病院と厚生連滑川病院で10日間の病棟実習、その後、支援システムを学ぶため障害者社会復帰センターで3日間実習します。
社会復帰施設 あゆみの郷(魚津市)では、地域で生活する上での困難を知り、必要な生活支援・社会資源の利用実態について実習をさせていただきました。
① 所長で精神保健福祉士の上波さんには、実習前に御講義いただいています。
② 先日、新築されたばかりのグループホーム2棟「ひだまり」「のどか」
③ 施設の環境整備を行う学生
感染防止のため、コロナ禍の今は特に注意して行いました。
【学生の感想】
・利用者さんとの交流から、前向きな方が多いと思った。ワークやイベントでの取り組み方は
それぞれだけど、みなさん明るかった。
・病棟実習で関わった入院患者さんとは違い、様々な人に支えられ社会生活を営んでいることに
驚いた。
・上波先生の講義にもあった「人」より先に「障害」があるわけでない。生活者としての理解が
大切であることを実感した。
・自立に向けて一人ひとりに合った計画を立て実践する仕組みについて学ぶことができた。
・様々な事業の特性を活かし、社会資源を利用することで利用者さんが安心して生活できるの
ではないかと思った。
・ワークサポート中、隣で作業されていた方がとても気にかけてくれた。優しくされるって幸せ
だなと思いました。
実習はまだ始まったばかりです。
新型コロナウイルスやインフルエンザに負けないよう、健康管理、感染予防を徹底しながら頑張りましょう。
21.02.17
高齢者疑似体験・福祉用具の見学
老年看護学概論の授業(1年次履修)では、「加齢による変化の体験と福祉用具の見学を通し高齢者を理解するとともに、高齢者への関わりを考える」ことを学習課題として、高齢者疑似体験・福祉用具の見学を実施しています。
今年度も、新型コロナウイルス感染予防策をとり、富山県介護実習・普及センターの講座を受講しての授業となりました。
成人期にある学生にとって、高齢者の世界は未知の世界。その世界を体験し、高齢者への関心と高齢者看護への関心がさらに高まりました。
自分たちの五感で捉える世界と高齢者の五感で捉える世界の違いに驚きました。
高齢者の動きを体験することで、高齢者の行動の理由がわかりました。
多種多様な福祉用具。
福祉用具は高齢者の生きること、尊厳を守ることに繋がります。
介護保険制度によって経済的な支援を受けることができます。
介護保険をはじめ、高齢者を取り巻く諸制度を身近に感じることができました。
21.01.20
母性看護学方法論Ⅲ保健指導シミュレーション
妊婦さんや産後のお母さんへの指導をシミュレーションしました。
指導する項目は学生が抽出・選択した15項目です。
2人1組で内容を考えパンフレットを作成しました。
授乳時の新生児の抱き方をモデル人形と乳房模型を使って説明しました。
自ら授乳をすることのない男子学生ですが、とても分かりやすく説明していました。
縦抱きでは、足を台に乗せると高さの調整が出来ます。
新米パパへのオムツの当て方の指導です。
産後のお母さんへ体操を指導しています。
パパ・ママへの沐浴指導です。
イラスト入りのパンフレットを作成しました。
【 学生の感想・学び 】
パンフレットについて
・作る段階から他の人に見て、聞いてもらうことも大切だと感じた。
・パンフレットを見た褥婦さんや家族がどう思うかを想像しながらつくった。
・パンフレットの書式や外観は、相手のニーズにあったものがわかりやすいと改めて感じた。
・写真をコピーしてパンフレットを作成するよりも、手書きでイラストを描いて作成したパンフ
レットの方が『私のために作ってくれたんだ』という気持ちになった。
・追加して情報を得られるようにQRコードを貼り付けてあったり、相談窓口の電話番号を掲載し
たパンフレットがあり、私も相手のことを思いやった工夫ができるようになりたいと思った。
・難しい点も沢山ありましたが、協力してパンフレットを作り、みんなからもわかりやすいとい
う意見をいただきとても嬉しく感じました。今後実習が始まりますが今回のことを活かして、
取り組んでいきたいです。
指導について
・緊張もあり、声が少しずつ小さくなってしまいました。相手に説明することは難しく、突然の
質問にも対応しなければならないため、知識を多く頭に詰める事が重要だと思いました。
・家族計画を担当しパンフレットの説明だけではなく、実際にやってみる参加型の指導は技術の
習得だけではなく関心を持ってもらえる機会になることがわかった。
・沐浴などの技術指導では、自分が完璧にできていることが前提になるため、そういう状態にな
るまで事前練習をしようと思った。
・自宅に帰っても続けてもらう、また異変を気づいて自分から行動できるように指導することが
大事であると学んだ。
1月末から始まる本格的な実習を目前に、学んだ知識・技術を活かしたいという意欲と少しの不安な気持ちが感想から感じられます。
グループメンバー・クラスメイトと切磋琢磨して共に学びましょう。
21.01.20
専任教員による国家試験対策特別講義
国家試験まで1カ月に迫った1月14日、当学科専任教員による国試対策特別講義がありました。
1月8日からの歴史的な大雪により交通事情が悪い中、ほとんどの学生が1時間目から登校し講義を受けました。遠方で登校が困難な学生10名は、Zoomで参加しました。
国家試験に頻回に出題され、かつ、苦手な学生も多い循環器系についての講義でした。
心臓のペースメーカーと心電図波形について、わかりやすく、また、教員が考えた覚え方のコツを交えての説明でした。
学生の感想
・ペースメーカー(歩調とり)と心電図の関係がよくわかった。
・わかりやすかった。
・大雪の中、早起きして学校に来てよかった。
2月14日の看護師国家試験に向けてラストスパートです。
20.12.03
特別講義(難病) 2020.12.01
毎年、難病患者支援啓発事業として、当事者の方をお招きし、医療職を目指す学生にご講義を頂きます。今年の参加者は、看護学科2年生31名と作業療法学科3年生7名でした。
Yさんは、病歴や現在の状態をスライドに纏め、思いを学生に伝えて下さいました。
その中で、「笑って暮らすも10年、泣いて暮らすのも10年。あなたはどちらを選ぶ?と言われ、気持ちを切り替えることが出来た。」と医療職の言葉を紹介してくださいました。
Oさんは「病との闘い」と題し、ユーモアを交えて話してくださいました。
伝えたかったことは、同情はせずに、話を聴く、見かけで判断せず、「患者さんの気持ちをきちんと理解して欲しい。」であると。
【 学生からの質問と回答 】
Q、生活する中で何が一番辛かったですか?
A、色々ありましたが、女性の私が若くて発症したため副作用で変化する見た目が気になった。
Q、社会活動する中で不都合はありますか?
A、ストマ処置が出来る施設の整備が遅れているので進めて欲しい。
当事者からの強いメッセージを受け止め、臨地で出会う患者への看護に活かして欲しいと思います。
20.12.03
3年生 全実習課程を終了
3年生は、約半年にわたる全10クールの実習を11月19日に無事終えました。
11月4日から始まった最後の実習では、5施設(かみいち総合病院・黒部市民病院・富山労災病院・厚生連滑川病院・済生会富山病院)で、院内の他部門との連携など保健医療福祉チームにおける看護の役割について学び、初めて複数の患者を受け持つ経験をしました。
3年間の実習の集大成としての様子を紹介します。
受け持ち患者の担当看護師だけでなく、担当の理学療法士・作業療法士にも相談しながら実習しました。
実習病院には、当校の卒業生が勤務していることもあり、先輩である看護師・理学療法士・作業療法士から指導を頂くこともありました。
【学生の感想】
複数患者を受け持つ実習では、夜間帯の情報などから、優先順位を考え、時間管理をしながら看護を実践していくこと、優先順位を考えるには、知識が必要であると実感しました。
受け持ち患者のリハビリテーションでは、理学療法士や作業療法士が患者に指導しながら運動する場面に立ち合い、食事姿勢やトイレ動作についての助言を頂きました。
(写真は了承を得て掲載しております。)
【学生の感想】
自分自身で判断できない場面ではチームメンバーに相談し、解決していくことを学びました。
講義を担当していただいた保健師からも指導を受けました。
【学生の感想】
チームメンバーやリーダー・他職種などと連携を図り情報を共有することで、継続的な看護や患者さんにとってよりよい看護を提供できることに繋がることを学びました。
最後に、全ての実習を終えた学生たちの感想を紹介します。
・今まで思っていた以上に医療の現場は忙しかったが、チームメンバーが連携・協力していることを
身近で経験できました。来年看護師として働いたときに悩むことやわからないことがたくさんある
と思うけれども、先輩に相談しながら頑張っていきたい。
・師長やリーダー業務を近くで見学し病棟運営やスタッフ教育など多くの学びがありました。看護管
理では看護部長をはじめ幹部クラスの方々に講義をしていただき、看護部運営や感染管理について
学ぶことができました。
・看護管理は看護実践者すべての人が行うものだと思いました。個々の管理が病院全体の看護管理に
繋がっていくと学ぶことができました。
・2月14日の国家試験にむけて勉強頑張ります。