22.07.27
健康の森シニア大学校開催
本校では滑川市から委託を受け、今夏から「健康の森シニア大学校」を開催しています。
これは、高齢者が介護に頼ることなく健康に暮らしていける介護予防を目的としたシニア向けの講習会で、本校の教員が専門性の高い学びの機会を提供することで、参加者に介護予防のセルフマネジメント能力を身につけてもらえるよう支援しています。
初開催となる夏期講習は、7月15日を初回に全7回のプログラムを実施予定です。
この日は2回目の開催で「骨・関節・筋の役割について学ぶ」をテーマに講習が行われました。
参加者の方々は、時折うなずきながら熱心に受講されていました。
今後は9月開講の秋期講習、11月開講の冬期講習を同様のプログラムで開講予定です。
定員は各回20名ですので、興味のある方はお早めにお申し込みください。
お申込みは、滑川市ホームページ のお申し込みフォームよりお願いします。
開催日程や参加要件などもご確認いただけます。
インターネットからの申し込みが難しい場合は、滑川市地域包括支援センター(電話076-476-9400)までご連絡ください。
また、タラソピア運動教室で開催していた当校の理学療法士による個別相談会も開催しています。
40歳~65歳の要支援・要介護認定者、滑川市内在住の65歳以上の方が対象です。
「最近つまずきやすくなった…」「膝が痛い…」「自分にあった運動方法を教えてほしい」など、なんでもご相談ください。
2022年7月15日~2023年3月31日 の毎週金曜日(15:30~17:30)に開催していますが、感染症対策のため完全予約制とさせていただいております。
こちらも 滑川市ホームページ よりお申し込みください。
インターネットからの申し込みが難しい場合は、富山医療福祉専門学校(電話076-476-0001)までご連絡ください。
22.06.29
1年生 看護技術演習~バイタルサインの測定~
6月中旬、1年生が “バイタルサインの測定” の技術演習に臨みました。
バイタルサイン(vital signs)は生命徴候と訳され、生命の維持に必要な徴候を意味します。
患者さんの経過や症状を把握するための指標となるので、バイタルサインの測定は大切な技術です。
演習後のふり返りに「自分自身の体温を測ったり、脈拍を測ることはあっても、人の体温や脈拍を測ったり、血圧を測定することは初めての体験でスムーズには出来なかった」という言葉があった通り、緊張を伴う演習だったようです。
体温計は体軸に対して、30~45度の角度で腋窩中央に挿入します。
脈拍測定は、第2~4指をアーチ形に揃えて測定します。
その後、患者さん役に気づかせないように呼吸測定を行います。
気付かれずに測定するのは、意外に難しい!
アネロイド式血圧計で血圧測定をします。
まずは、触診法で収縮期血圧(最高血圧)の目安を立てます。
学生からは「上腕動脈を見つけるのが一番難しかった。」という声が聞かれました。
その後、ゴム嚢の中心が上腕動脈の上にくるようにマンシェットを巻きます。
指が1~2本入る強さで巻くのですが…上手くいきません!
【 演習を終えて (学生レポートより) 】
これまでは測定される立場でしたが、実際に看護師役になって測定する立場となったとき、「見た目より何倍も難しい」と多くの学生が感じていたようです。
また、血圧測定(聴診法)では、測定に集中するあまり患者さんの様子まで確認できなかったと反省する声も聞かれました。
一番多かったのは、「説明(声掛け)は大切である」という意見です。
次に、何をするのか説明することによって、患者さんは安心感を抱くということ、また不安に思って接すると患者さんに伝わってしまうということを患者役になって経験することができました。
患者さんの立場にたって考えることは大切なことです。
今回の気付きを忘れないで欲しいと思います。
また、「他者の脈を取り、改めて命とかかわる仕事であることが分かった」という感想もありました。
バイタルサインは、まさに命に直結する情報です。
患者さんの反応を確認しながら、正確に測定技術を習得して欲しいと思います。
22.06.24
火災避難訓練
6月21日(火)に今年度の避難訓練を行いました。
理学療法学科、看護学科、介護福祉学科の学生128名、教職員22名が参加しました。
今回は1号館3階のADL実習室から出火したという設定で、避難場所であるスポーツ・健康の森公園エントランス広場まで避難しました。
学校から避難場所まで約250mありますが、参加者全員、各学科教員の誘導の下、真剣な表情で参加していました。
避難後、立ち会っていただいた滑川消防署の方から、
『避難場所まで少々距離があるため時間は少しかかったが、スムーズに避難が実施できていた。』
と講評がありました。
続いて、
『先日、石川県で地震がありましたが、その時、皆さんの行動はどうでしたか?
自分の場所は大丈夫。と思い込んでいるところはありませんでしたか?』
と学生へ問いかけがあり、
『災害は火災、地震、津波などいつ何が起こるかわからない。
皆さんの目標としている国家資格取得後は、自らの避難だけではなく病院施設等の利用者や
患者の避難も考え行動しなければならないので、今後も防災への意識を高く持ってほしい。』
とお話がありました。
22.06.10
理学療法学科&KUROBEアクアフェアリーズ合同 新入生歓迎会
2022年5月27日(金)、KUROBEアクアフェアリーズと合同で新入生歓迎会を行いました。歓迎会は、3年生の企画・運営により毎年行われてきました。昨年はコロナ禍のため中止となりましたが、今年は、KUROBEアクアフェアリーズの選手・監督・スタッフもお招きして、盛大に行いました。
当校は、昨年からKUROBEアクアフェアリーズと人材育成の包括連携協定を結んでおり、講義の一環として、アクアフェアリーズへの練習見学・参加などを行っております。また選手が故障し、個別のトレーニングが必要になった場合は、選手に学校施設を開放しレーニング指導なども行っています。(その際には、学生も見学・体験をさせて貰っています。)更に、アクアフェアリーズのホームゲームでは運営スタッフとして多くの学生が参加しております。
今後もKUROBEアクアフェアリーズともに、優秀な人材の育成に努めていきます。
キャプテン舛田選手の司会でビンゴ大会
22.06.07
卒業生より アクアフェアリーズ職員
私は、小学校2年生から高校卒業までバスケットボールに打ち込んできました。高校生の時に膝の怪我をしたことがきっかけで、スポーツを頑張る人の支えになりたいと思い、理学療法士を目指しました。
専門学校時代からアクアフェアリーズのホームゲームのお手伝いや、練習の見学をさせていただいており、この春からご縁があって就職させていただくことになりました。
午前中は事務局の方でスケジュール管理や遠征、大会の準備などのマネージャー業務。午後からは体育館に行き、練習のなかで選手のケアや、スポーツの怪我について日々勉強させていただいています。また、遠征で外部に出た際は、トレーナーの方のケアを見学しながら実際に実技練習などをしています。
選手達には毎日の練習、リーグ中は毎週のように試合があるため、その時々で自分の1番のパフォーマンスが発揮できるように、日々の状態の変化を見逃さないように細かく目を配ること、選手一人一人の癖や動きの特徴を把握し、リスク管理する事が大切だと考えています。
卒業した今でも、富山医療福祉専門学校では、テーピング授業を受けたり、図書室の資料を使わせていただいたりと、チームに必要な知識、技術を習得するために利用させていただいています。
選手達が毎日向上心を持って真剣に取り組む姿勢から、自分も刺激を受け、もっとスポーツ障害についての知識や技術を高めていきたいです。
浦田 真央(ウラダ マオ)
1999.5.21(23歳)
富山県 滑川市出身(黒部市在住)
2015年3月 | 滑川市立早月中学校 卒業 |
2015年4月 | 高岡第一高等学校 入学 |
2018年3月 | 〃 卒業 |
2018年4月 | 富山医療福祉専門学校 入学 |
2022年3月 | 〃 卒業 |
2022年6月 | 一般社団法人 KUROBEアクアフェアリーズ 入職 |
22.06.07
卒業生より 大学院への進学
こんにちは。
富山大学大学院 人間発達科学研究科2年の木村七海と申します。
私は2017年に22期生として「富山医療福祉専門学校 理学療法学科」に入学し、2021年に卒業しました。
理学療法士の養成校では、ほとんどの学生が医療・福祉施設などに就職しますが、私は「大学院への進学」を選びました。4年生の春までは病院に就職したいと考えていましたが、理学療法学科の中村先生から富山大学大学院への進学に興味はないかと聞かれたことから、進学の道を考えるようになりました。
そこから当時、人間発達科学研究科に在籍しておられた富山医療福祉専門学校の先輩から大学院の生活や研究活動など聞き、私も自分の興味のあるテーマで研究を行ってみたいと考え、大学院への進学を決意しました。私は、このような機会を与えていただいた富山医療福祉専門学校に進学して本当に良かったと思います。
【大学院はどんな場所?】
大学院というと研究ばかりを行っているイメージがありましたが、実際は自分の興味のある分野について知識を深め、新しい挑戦が出来る場であると思います。大学院では一般教養的な広い知識をつける授業はほとんどなく、特定の学問を深く学ぶことができます。私は、先輩方と同じで〈地域スポーツ領域〉を中心に勉強しています。この領域の中には、「スポーツバイオメカニクス特論」や「発達心理学特論」、「運動指導特論演習」などがあり、富山医療福祉専門学校で学んだ知識を深めることが出来ています。
【知識を深めるだけでなく、異なる知識を持つ人との出会いやコミュニケーションがある場所】
私の同期には、「教員志望の院生」「中国人留学生」「スポーツ業界に興味がある院生」がいて、1人1人興味のある分野や持っている知識が異なります。そのため、着眼点や考え方がそれぞれ異なり、私の感性や考え方の視野を広げてくれています。医療・福祉施設に就職すると同じ分野や異なる分野に興味がある人との出会いがあるかもしれませんが、大きく異なる知識を持った人との出会いは少ないと思います。そのため異なる知識を持った人との出会いという点は、大学院の楽しさの1つであると感じます。
この1年間で、今まで出会うことのなかった人たちと共に新しいことに挑戦したり、考えたりすることに何度も楽しさを感じました。
皆様、最後まで読んでくださりありがとうございました。
これを読んで少しでも大学院に興味を持っていただけると幸いです。
現在自分の興味のある研究を行うことが出来る環境をつくっていただいた富山医療福祉専門学校に感謝しています。
22.04.18
KUROBEアクアフェアリーズ Ⅴ1リーグ残留決定!
4月9日(土)、10日(日)に行われた、チャレンジマッチの結果(初戦:勝利、2戦目:敗戦、ポイント差で残留)アクアフェアリーズのⅤ1リーグ残留が決まりました!
試合後には、選手たちから当校の学生たちに感謝の動画を頂きました!