24.06.27
基礎看護学実習Ⅰ(前期)
1学年の初めての実習が2024年6月19日(水)~21日(金)の3日間、4病院に分かれて行われました。4月に入学し、講義や演習で「看護とは何か?」「コミュニケーションの取り方」「環境を整える」「バイタルサイン測定」を学び、実習に臨みました。
初日は病院の機能・役割についてオリエンテーションを受け、院内を見学しました。
救急外来や放射線科の検査室・調理室・中央受付などを見て回りながら、病院の各部署の役割について説明を受け、配置されている場所の根拠などを理解することができました。
各病棟や設置されている器材の特徴について説明を受け、入院されている対象者をイメージしました。
2・3日目は、病棟で指導看護師に同行し、看護活動を見学しました。
バイタルサイン測定や清潔援助(清拭・陰部洗浄)、輸液療法を行う際に重要なコミュニケーションの方法を学びました。難聴の方には言語以外に物を見せて確認したり、目線を合わせて耳元でゆっくりと話したりなど、個々に合わせて工夫が必要であることを知りました。また、患者さんとも少し話す機会を得ることが出来ました。人と話す時に目線を合わせて話すことは、日頃から意識して行うことができると学び、次の実習に向けて意識していきたいという声も聞かれました。
とても緊張した3日間でしたが、師長さんをはじめとした看護師の皆さんから丁寧にご指導いただきました。
12月の後期実習に向けての課題も持ち、学習を進めてくれることを期待しています。
24.06.27
生活科学(陶芸)
今年も「食生活における実践的機能美を考える」ことをねらいとして上市町にある柿沢コミュニティセンターへ赴き、陶芸家の吉野先生ご指導の下、中鉢の作成に取り組みました。
四角い粘土から目指す中鉢を丁寧に形作っていきました。
久しぶりの粘土の扱いを懐かしみながら、みな楽しそうに形成していきました。
後日、焼き上がった中鉢に各々家で料理を盛り付け、出来栄えを鑑賞しレポートにまとめました。
冷やし中華、カルボナーラ、サラダ、肉じゃが、そうめん、うどん、ホットサンドなど思い思いに盛り付けて、実際に味わうことが出来たようです。丹精込めて自分で作った器で食べる料理は、より味わいが引き立ったことでしょう。
患者さんにとっての食欲増進を考えるヒントになりますように。
24.06.27
授業紹介『英語』
看護学科では1年次と2年次に英語の授業があります。
1年次の英語Ⅰでは、英語の基礎を学びます。
英文法の基礎の他、馴染みのある英語の歌を聴いて歌詞に表現された感情などを理解して音読するといった内容の授業です。
2年次の英語Ⅱでは、医療英語を学びます。具体的には、
・院内を英語で案内する
・症状を聞く
・身長を測定する
など、実際に医療現場でよくある場面を想定した英語の学習です。
英語と聞くと文法や英単語の暗記が苦手という学生も少なくありませんが、外部講師の海見珠季先生は、身近にある歌であったり、これまで学校で学んだ看護技術を英語で実践するなど、工夫をしながら授業をしてくださるので、学生は楽しく、新しい発見もしながら授業を受けているようです。
外国人の患者さんは増加傾向にあるので、看護師として働く上で、医療現場を想定した英語を学ぶことはとても大切です。
「身長を測ります。血圧を測ります。を英語で言えますか?」
先生の問いかけに学生はテキストを見ながら、一生懸命に英語で伝えていました。
24.06.13
母性看護学演習(妊婦体験・沐浴)
2年生になって初めての演習は「母性看護学方法論Ⅰ」の妊婦体験と沐浴でした。身だしなみも意識して臨みました。
妊婦体験
妊婦体験では、妊婦体験ジャケットを着けて、いろいろな日常生活動作を体験しました。
学生の感想
- この状態で洗い物、洗濯することを考えるとお腹が大きいことで蛇口や洗剤投入口が遠く感じるのではないかと感じました。スーパーではマイカゴを使えば店員さんに詰めてもらえるしカートで運べて便利なのでお勧めしたいです。
- トイレの立ち座り、浴槽の出入りを体験しました。立ち座りでは大きなお腹がとても動作を難しくさせていて、普段何気なくしている立ち座りがとても大変なものに思えました。
- 浴槽の出入りではいつも入ってるようには入れず、浴槽の角に腰をかけたり色々な工夫が必要だと感じました。
- 布団に横になる時と起き上がる時が体験した中で1番しんどく感じました。靴下を脱ぐとき、お腹が出ているので前かがみになれない、腕が届かないから難しいことがわかりました。またお腹が重いのでしゃがむ動作が大変でした。
- 起き上がる際にはお腹に体重が持っていかれて足がふらつくほどでした。トイレは座るのも立ち上がるのも腰の負担がすごかった。
- 自分の親がどれだけ苦労したか、分かりました。感謝したいです。
新生児(赤ちゃん)の沐浴(お風呂)練習
沐浴練習では、新生児のモデル人形を使って、実際に沐浴を行いました。







学生の感想
- 実際に妹と弟の沐浴の手伝いや日常生活のお世話を手伝ったことがあったけれど、実際に1人でお世話をすると難しいということ、焦ってしまうことがわかりました。友達同士で演習前に手順を確認することで安心して演習に取り組むことができました。
- デモンストレーションでは簡単そうに見えたけれど、自分がしてみると赤ちゃんを持ちながら片手で作業するのはとても難しく手間取りました。普段自分で洗っているのとは異なり力加減が特に難しかったです。
- ベビーバスのお湯の量は多めくらいが自然と身体が浮いて楽になるのがわかりました。お湯を準備する時点で1人では大変。協力してくれる人がいるとありがたい。
- 頭と背中を洗うときに、顔に湯がつかないように姿勢を維持しなければならないのでその感覚をつかむことが難しかったです。
- 出生直後の計測値は一生残るもの。今後の体重変化もその測定値を元にみていくと知り、正確に測れるようになりたいと思いました。
- 成人にする方法とほとんど同じだけど、成人より繊細にやらないといけないのでそこが難しかったです。
2年生になり、準備・片付けを自然に全員協力してできるようになりました。10月からの本格的実習に向けて意欲が高まっています。
24.06.13
2学年「地域・在宅看護論方法論Ⅰ」学内演習
2学年「地域・在宅看護論方法論Ⅰ」の授業では、病気を持つ人が自宅で生活するための日常生活動作の看護や、医療的支援の基本を学びます。この日は科目最後の授業で、今まで学習したことを学生がまとめ、グループごとに発表しました。
これまで学習したことだけでなく新しく調べたことも加え、それぞれが工夫して、自宅療養者のケアについて説明できました。グループそれぞれの特徴があらわれた、非常に楽しい発表となりました。
近年、在宅看護のニーズが高まっています。赤ちゃんから高齢者まで、病気を持ちつつも、自分らしい生活を送るためのしくみや制度が整えられつつありますが、まだまだ不十分な点も多く、今後の若い看護師の活躍が期待されています。
とても難しい分野ではありますが、2年生は専門分野の学習がかなり進んできましたので、様々な視点で対象者への援助を考えられるようになってきています。
24.06.10
1年生「基礎看護学方法論Ⅳ 移乗・移送」演習
5月27日(月)に1年生が「基礎看護学方法論Ⅳ」の授業で移乗・移送の演習を行い、自力で体位変換や車いすへの移乗ができない患者の援助を学びました。
演習は2~3人ずつのグループに分かれて行い、看護師役と患者役をそれぞれ経験しました。
学内のスロープやエレベーター、身障者用トイレを使い、声掛けや留意点などを確認しました。
寝たままで移動できるストレッチャーへの移乗も実際に行ってみました。昔はシーツで患者の身体を支えて移乗したこともありましたが、今はスライディングシートを使って移乗することで、患者と看護師の安全を図ることができます。
学生の学び
- 患者役をすることで、患者の思いを知ることができました。1つ1つの何気ない声掛けがとても安心できました。
- ボディメカニクスを意識しながら行うと、自分の身体への負担が少ないことを感じました。
- スライディングシートを使うことで少人数でも安全に移乗してもらうことができました。
24.05.30
小児看護学(保育園)実習
小児看護学実習では、乳幼児の成長発達の特徴を捉えて発達段階に応じた適切な保育・療養を理解するため、数日間の保育園実習を設けています。
やなぎはら保育園で実習中の5月10日、年長児クラス担当の学生は田植えに同行しました。
晴天の下、元気いっぱいの年長さんたちが素足で田圃に入り、泥だらけになって田植えを楽しんでいました。学生は年長さんの迫力に圧倒されながらも一緒に裸足で田植えをしました。秋には稲刈りも体験するそうです。
一方、年少~年中児クラス担当の学生は、園庭で元気いっぱいの年少さん、年中さんたちと遊びながら、子供たちの成長発達の特徴を体感できました。
お兄ちゃん先生、お姉ちゃん先生と呼ばれ、慕われ、4日間の実習はあっという間に終わってしまいました。もっと行きたい! という名残を惜しむ声も聞かれました。 子ども達からもらった元気を力にかえて、今後の実習を乗り切りましょう。
24.05.01
新入生特別講義「コミュニケーション講座」
~かかわりアップで有意義な学生生活を送ろう~
4月22日、よしともコミュニケーションズの高沢由美先生による新入生特別講義を開催し、1年生31名がコミュニケーションについて学びました。
ここ数年はコロナ禍のため学科ごとの開催でしたが、今年度は久しぶりに看護学科と理学療法学科の合同開催が実現しました。
コミュニケーションに関する理論の説明と、学生同士のコミュニケーションの実践を交えながら講義が進められました。
ほとんど面識のない他学科の学生とペアやグループを作り、意見交換をしながらコミュニケーションの工夫を考えました。学生たちの楽しそうな表情や声があふれ、にぎやかな講義となりました。
講義を通して学生同士の交流を深めることができました。そして、将来の医療の専門職として、多くの人々と関わるための大切なヒントをいただきました。
24.04.17
対面式を通じた3学年交流
看護学科では、4月8日に対面式を行いました。これは「先輩、後輩のつながりを通して、協調性・自主性を養う」ことを目的として、毎年4月に行っています。3学年ミックスの縦割りグループ4つに分かれ、先輩から後輩へ情報提供やアドバイスを行うなど交流を深めました。
企画・運営は毎年2年生が担っています。今年も2年生のクラスリーダー総括の下、各グループリーダーを中心に事前打ち合わせをしました。1年次をふり返りどのように伝えたら分かりやすいかなど工夫して臨みました。
1年生は最初、緊張した面持ちで耳を傾けていましたが、先輩たちの声掛けなどで次第に打ち解けていったようでした。
対面式の感想・後輩への助言やその助言に対する感想 など
- 大変なこともあると思うが憧れの看護師になれるように日々努力したいです。一年を目標を持って過ごすことが大切だと感じた。
- 学校生活の雰囲気や実習での注意事項など、学生目線の話が入学早々に聞くことが出来て安心できました。
- 先輩とも話す機会があり、疑問点など解決した。相談の大切さがわかった。
- 一年を目標を持って過ごすことが大切だと感じた。
- 3年次の本格的な国家試験勉強、就活に備えて今から勉強をすすめておきたい。
- 実習をひとつひとつ丁寧にこなしていき、就活や国試に向けて頑張りたい。
- 時間があるときに積極的に解剖学を学習した方が国家試験の勉強をするときに少しだけ心が楽になります。