24.06.13
2学年「地域・在宅看護論方法論Ⅰ」学内演習
2学年「地域・在宅看護論方法論Ⅰ」の授業では、病気を持つ人が自宅で生活するための日常生活動作の看護や、医療的支援の基本を学びます。この日は科目最後の授業で、今まで学習したことを学生がまとめ、グループごとに発表しました。
これまで学習したことだけでなく新しく調べたことも加え、それぞれが工夫して、自宅療養者のケアについて説明できました。グループそれぞれの特徴があらわれた、非常に楽しい発表となりました。
近年、在宅看護のニーズが高まっています。赤ちゃんから高齢者まで、病気を持ちつつも、自分らしい生活を送るためのしくみや制度が整えられつつありますが、まだまだ不十分な点も多く、今後の若い看護師の活躍が期待されています。
とても難しい分野ではありますが、2年生は専門分野の学習がかなり進んできましたので、様々な視点で対象者への援助を考えられるようになってきています。
24.06.10
1年生「基礎看護学方法論Ⅳ 移乗・移送」演習
5月27日(月)に1年生が「基礎看護学方法論Ⅳ」の授業で移乗・移送の演習を行い、自力で体位変換や車いすへの移乗ができない患者の援助を学びました。
演習は2~3人ずつのグループに分かれて行い、看護師役と患者役をそれぞれ経験しました。
学内のスロープやエレベーター、身障者用トイレを使い、声掛けや留意点などを確認しました。
寝たままで移動できるストレッチャーへの移乗も実際に行ってみました。昔はシーツで患者の身体を支えて移乗したこともありましたが、今はスライディングシートを使って移乗することで、患者と看護師の安全を図ることができます。
学生の学び
- 患者役をすることで、患者の思いを知ることができました。1つ1つの何気ない声掛けがとても安心できました。
- ボディメカニクスを意識しながら行うと、自分の身体への負担が少ないことを感じました。
- スライディングシートを使うことで少人数でも安全に移乗してもらうことができました。
24.05.30
小児看護学(保育園)実習
小児看護学実習では、乳幼児の成長発達の特徴を捉えて発達段階に応じた適切な保育・療養を理解するため、数日間の保育園実習を設けています。
やなぎはら保育園で実習中の5月10日、年長児クラス担当の学生は田植えに同行しました。
晴天の下、元気いっぱいの年長さんたちが素足で田圃に入り、泥だらけになって田植えを楽しんでいました。学生は年長さんの迫力に圧倒されながらも一緒に裸足で田植えをしました。秋には稲刈りも体験するそうです。
一方、年少~年中児クラス担当の学生は、園庭で元気いっぱいの年少さん、年中さんたちと遊びながら、子供たちの成長発達の特徴を体感できました。
お兄ちゃん先生、お姉ちゃん先生と呼ばれ、慕われ、4日間の実習はあっという間に終わってしまいました。もっと行きたい! という名残を惜しむ声も聞かれました。 子ども達からもらった元気を力にかえて、今後の実習を乗り切りましょう。
24.05.01
新入生特別講義「コミュニケーション講座」
~かかわりアップで有意義な学生生活を送ろう~
4月22日、よしともコミュニケーションズの高沢由美先生による新入生特別講義を開催し、1年生31名がコミュニケーションについて学びました。
ここ数年はコロナ禍のため学科ごとの開催でしたが、今年度は久しぶりに看護学科と理学療法学科の合同開催が実現しました。
コミュニケーションに関する理論の説明と、学生同士のコミュニケーションの実践を交えながら講義が進められました。
ほとんど面識のない他学科の学生とペアやグループを作り、意見交換をしながらコミュニケーションの工夫を考えました。学生たちの楽しそうな表情や声があふれ、にぎやかな講義となりました。
講義を通して学生同士の交流を深めることができました。そして、将来の医療の専門職として、多くの人々と関わるための大切なヒントをいただきました。
24.04.17
対面式を通じた3学年交流
看護学科では、4月8日に対面式を行いました。これは「先輩、後輩のつながりを通して、協調性・自主性を養う」ことを目的として、毎年4月に行っています。3学年ミックスの縦割りグループ4つに分かれ、先輩から後輩へ情報提供やアドバイスを行うなど交流を深めました。
企画・運営は毎年2年生が担っています。今年も2年生のクラスリーダー総括の下、各グループリーダーを中心に事前打ち合わせをしました。1年次をふり返りどのように伝えたら分かりやすいかなど工夫して臨みました。
1年生は最初、緊張した面持ちで耳を傾けていましたが、先輩たちの声掛けなどで次第に打ち解けていったようでした。
対面式の感想・後輩への助言やその助言に対する感想 など
- 大変なこともあると思うが憧れの看護師になれるように日々努力したいです。一年を目標を持って過ごすことが大切だと感じた。
- 学校生活の雰囲気や実習での注意事項など、学生目線の話が入学早々に聞くことが出来て安心できました。
- 先輩とも話す機会があり、疑問点など解決した。相談の大切さがわかった。
- 一年を目標を持って過ごすことが大切だと感じた。
- 3年次の本格的な国家試験勉強、就活に備えて今から勉強をすすめておきたい。
- 実習をひとつひとつ丁寧にこなしていき、就活や国試に向けて頑張りたい。
- 時間があるときに積極的に解剖学を学習した方が国家試験の勉強をするときに少しだけ心が楽になります。
24.04.17
入学式
4月4日、入学式を執り行いました。
今年度は理学療法学科22名、看護学科8名が本校に入学しました。
学校長の式辞の後、ご来賓の皆様を代表して滑川市長 水野達夫様からご祝辞を賜りました。
今年度はご来賓に方々に多数ご臨席いただきました。
また、式典に際し滑川市議会、看護協会、実習先、同窓会などからたくさんの祝電を頂戴しました。
ご臨席いただいたご来賓の皆様、ならびに祝電をお送りいただいた関係各所の皆様、誠にありがとうございました。
次に、理学療法学科の谷内愛結さんが「新入生宣誓」を行いました。
続く「歓迎のことば」では、看護学科3年の中村未莉さんが在校生を代表して挨拶しました。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
これから3年間たくさん学び、そして楽しみ、充実した学生生活を送りましょう。
24.04.11
第3回看護学科オープンキャンパス
2024年3月28日、看護学科オープンキャンパスを開催しました。
高校生5名、ご家族2名が参加されました。
最初に、学科長からの学科紹介があり、次に在校生が学校生活の紹介をしました。
【 学校生活紹介についての感想 】
- 生徒目線でわかりやすかった。
- 楽しそうな学校生活が伝わりました。
今回のミニ講義・演習のテーマは「呼吸を整える技術:吸引」でした。
まずはじめに「呼吸器の構造」、「呼吸の仕組み・ガス交換」、「吸引とはどんな処置か」について、本学科の教員が講義を行いました。
普段無意識に繰り返している呼吸ですが、激しい運動をしたり、深呼吸をするときには、自分で呼吸を意識して酸素を多く体内に取り入れます。肺炎などの病気になったときは、酸素が十分に取り入れられないため、場合によっては「吸引」を行います。専用の機器(吸引器)と細長いチューブ(吸引チューブ)を使い、口腔や咽頭などにたまった痰を取り除きます。
次に実習室に移動し、吸引の技術体験をしました。本学科の2年生がお手伝いをしてくれました。
痰は汚染物なので、まず自分の体を守るために、エプロン、手袋、ゴーグルをつけます。次に、人体モデルを使って、吸引チューブが鼻の中を通る様子を確認しました。模擬痰(水にとろみ材を混ぜたもの)を実際に吸引し、痰がチューブを通る感触と音を聞くことができました。
また、シミュレーターを使用し、正常な呼吸の音、肺炎の時の呼吸の音などを聴診器で確認しました。
そして、人体模型を使って肺や気管などの臓器の場所を確認しました。
【 演習の感想 】
- 今まで体験したことなかったのでとてもいい経験でした。
- 実際に演習できて面白かったです。
- 呼吸の音を聞くのが面白かった。
最後に、在校生を交えて座談会を行いました。学校生活のことなど参加者からの質問に詳しく答えていました。
【 座談会の感想 】
- 学校の規則についてたくさん教えてもらいました。
- 優しく相談にのってくださって嬉しかったです。
- 聞きたいことが聞けて良かった。
- みんな優しくてすごく楽しかったです。もっと看護に興味が湧きました。
2024年度も「オープンキャンパス」に加えて、土曜日開催の「学校見学・個別相談会・ミニ体験」も計画していますので、興味のある方はぜひ参加してください。ご家族の参加も歓迎します。詳しい予定は近日ホームページでも公開します。今しばらくお待ちください。
24.03.26
実習病院説明会
2024年3月13日に「実習病院説明会」を行い、看護学科の1年生19名、2年生30名が参加しました。
実習病院であるかみいち総合病院、黒部市民病院、富山労災病院、済生会富山病院、厚生連滑川病院の5か所の病院から担当者にお越しいただき、病院の概要・福利厚生・看護体制・教育システムなどについて説明していただきました。ホームページを見るだけではわからない教育システム、新人研修の様子や先輩看護師の声などに、学生たちは真剣に聞き入っていました。
病院説明の後は、病院ごとのブースで質問タイム!
学生が各々、興味のある病院のブースへ行き、担当の方に直接気になることを質問していました。
卒業生の先輩もいたので質問しやすかったのか「夜勤の2交代のいいところはどこですか?」「夏季休暇は連続してとれますか?」「住宅手当について詳しく教えてください。」など、大勢の前では聞きづらいことも学生は積極的に質問していました。各病院の担当の方々は、様々な質問にも優しくわかりやすく回答されていました。
【学生の感想】
- 気になる病院の情報をより詳しく知ることが出来てよかった。
- 病院ごとの特色が分かり、就職への意識が高まりました。ありがとうございました。
- 来年もしたらいいと思いました。
この時期、学生たちにとっては就職先を考えるいい機会となったようです。
ご協力いただいた実習病院の皆様、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
24.03.26
3月5日(火) 卒業生特別活動
1、卒業記念特別講演
富山県看護協会会長の稲村睦子様を講師にお迎えし、「あなたを支援する看護協会の概要と活動内容」と題しご講演いただきました。
看護師に求められる専門職としての自覚と責任、常に能力の向上を目指し、日々研鑽する事の必要性についてお話しくださいました。また、我が国の人口構造の変化や富山県の現状、地域共生社会の中でどう活動していくか、医療へのニーズを考える機会となりました。その中で看護協会の使命は「看護の質の向上」「働き続けられる環境づくり」「看護領域の開発・展開を図る」とし、4月から働き始める卒業生を心強くサポートする体制があることを知りました。
卒業生の感想
- 看護協会の幅広い活動を知ることができた。
- 若い世代に看護師への広報活動が行われていることが分かった。
- 自分たちもこれから研修を受けることで質の高い看護を目指せる。
2、2022年度卒業生との座談会
就職1年目の卒業生(以下、先輩)6名と今年度卒業生 (3年生)が座談会を行いました。これは学生からの希望で開催する運びとなりました。卒業前に準備するとよいことや、看護師として1年目をどう過ごしていけばよいかを聞きました。経験のない看護技術の習得や夜勤、患者さんや先輩看護師との関わり方など、心配や不安ごとを抱えた学生は、先輩からのアドバイスを受け、少しホッとした表情になっていました。先輩からは「モデルとなる看護師を持つことで少しでも近づけるように日々研鑽できる」「辛いこともあるけれど患者さんからのありがとうの一言で頑張れる」「経験を積むことで自信を持って援助することができるようなった」との話があり、看護師として成長した姿がありました。
卒業生の感想
- 不安なことも多いが先輩の話を聞けて少し楽になった。
- 内定先に学校の先輩がたくさん働いていることを知り心強く感じる。
- こういう機会があってよかった。
4月からそれぞれの道に進む3年生(卒業生)働く場所、抱える不安も違うと思いますが、先輩看護師の指導を受けながら看護師として成長した姿を、また今日のように見せてくれることを願います。
(3年学年係)