19.03.26
長野県立こども病院見学
3月14日、2年生が長野県立こども病院に赴き、見学実習をしました。この見学実習は、小児看護学実習の一環で、小児専門病院の概要、役割、機能を理解することで、高度医療を必要としている小児と家族への看護実践、多職種との連携、地域と連携したこどもの生活支援の実際を把握し、看護師の果たす役割を学びます。
穂高川を越えると南アルプスの麓、安曇野の田園風景に赤い屋根のこども病院が見えてきます。
小児医療の現状、こども病院の概要や総合周産期母子医療センターの役割、こどもの発達段階に合わせた医療、成人移行支援小児在宅看護や家族支援などの説明がありました。
その後、2グループに分かれて院内を見学しました。院内の施設・設備は、こども仕様のさまざまな工夫が施され、こどものなじみのキャラクターが随所に展示されていました。
■正面のステンドグラスとロビー
■安心感のある優しいタッチの絵やタペストリー
■こどもたちが怖くないように、かわいらしく装飾された院内
■説明を真剣に受ける学生
大変有意義な時間を過ごすことができました。
長野県立こども病院の皆様、ありがとうございました。
19.03.08
卒業記念特別講演
今回は、いよいよ卒業を迎える3年生の卒業記念特別講演の様子をご紹介します。
特別講演の講師として、第一線でご活躍されている看護師の方々にお越しいただきました。
まず、済生会富山病院 看護部長で感染認定看護師の千田昌代先生には「感染管理と認定看護師」について、続いて富山県立中央病院 がん専門看護師の竹中健先生から「がん看護と専門看護師」をテーマにご講演いただきました。
そして、最後に富山県看護協会長 大井きよみ先生から「富山県の看護の動向とこれからの看護師に求められること」についてご講演いただきました。
この講演をもって3年間の講義は全て終了しました。
今回の講演は、4月から看護師として働く3年生たちにとって大変貴重な時間となりました。
これからの看護に役立つはずです。
将来、認定看護師や専門看護師を目指す学生がいるかもしれませんね。
講師の先生方、ご多用の中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
19.03.08
先輩から学ぶ看護技術、後輩に伝える看護技術
2/17(日)に看護師国家試験を終えた3年生は、卒業式まで残り僅かな学生生活を過ごしています。
この機会に3年生と1年生が実習室に集い合同演習を行いました。
事前に1年生から学びたい看護技術を募り、3年生がこれまでの学内演習や臨地実習で修得した技術を教えるという学生主体の技術演習でした。
1年生はより良い方法やコツについて熱心に質問し、3年生は丁寧に教えていました。
きっと1年生には先輩方がキラキラ眩しく見えたことでしょう。
3年生も後輩に教えることで復習になり、よい経験となったようです。
学生同士ということで普段の演習授業とは違った和やかな雰囲気が漂い、1年生も質問しやすそうでした。
先輩方から学んだ看護技術をこれからの臨地実習に活かしてくださいね。
19.01.22
学生学習交流会
2週間の冬休みが明け、学生はそれぞれの課題に取り組んでいます。
1年生は、1月21日から始まる基礎看護学Ⅰ実習後期に向けて技術練習、その後に続いて専門分野Ⅱ実習が始まる2年生は、各領域の事例展開に励んでいます。
そして、3年生はいよいよ来月に看護師国家試験を控え、受験勉強に勤しんでいます。
体調管理に努め、みなさん頑張りましょう。
さて、1月10日(木)に学生学習交流会が行われました。
この行事は、4学科を併設する当校ならではの取り組みの一つとして、毎年実施しています。
4学科の学生が合同で学習をすることで、交流を深めるだけでなく、他職種について理解を深め、近年、重要視されている多職種連携を意識づけることを目的としています。
学生たちは4学科混合のグループに分かれ、それぞれ与えられた事例について検討しました。看護学科からは2年生が参加しました。患者さんの障害や疾病の状態について共通理解をし、患者さんの援助計画立案の視点や多職種連携について学びました。アドバイザーとして、富山市まちなか総合ケアセンターの家庭医療専門医 三浦 太郎先生をお招きし、様々なアドバイスを受け、学生たちの理解が深まったようです。また、積極的な意見交換を行い、それぞれの意見に頷きつつ、連携の難しさも学んだようでした。
18.12.12
特別講義~私が歩んだ看護の道~
12月3日、惣万佳代子先生をお招きして看護学科の全学年を対象に特別講義が行われました。
惣万佳代子先生は、現在「デイサービス このゆびとーまれ」の理事長を務めておられ、在宅看護論実習では大変お世話になっております。 先生は看護師として富山赤十字病院で長年勤められ、退職後の1993年に 「デイサービスこのゆびとーまれ」を開所されました。
子ども、お年寄り、障害者が一つ屋根の下で過ごす「富山型デイサービス」は、1999年 県内初のNPO法人となりました。これらの功績が認められ数々の賞を受賞され、更に2015年8月、第45回フローレンス・ナイチンゲール記章を受章されました。
講義は『私が歩んだ看護の道』と題して、自身の生い立ちや学生時代、看護の道を選択する原点となった母親の存在、病院勤務をしていた臨床の頃、『このゆびとーまれ』を開所するきっかけとなった話、デイサービスでの様子やエピソード、またナイチンゲール記章授与式の様子も映像で見させて頂き大変貴重な講義でした。
その中でも「人は幸福になるために生きていく」、『このゆびとーまれ』の理念である「誰もが地域と共に暮らす」、「みんなが一つ屋根の下で暮らすことは日本の文化である」という言葉が印象的でした。そして、先生にとって『看護とは何か』が永遠のテーマだそうです。
卒業を控える3年生、立志式を終え本格的な実習がはじまる2年生、基礎看護学Ⅰ実習を控える1年生。それぞれに先生のメッセージが伝わり、多くの学びがありました。
18.12.04
特別講義~難病~
富山県難病相談・支援センターから講師をお招きし、難病についての特別講義が行われました。
これは、医療職を目指す学生を対象に当事者の体験を話してもらうことにより、難病の理解と患者支援を深める目的として、富山県社会福祉協議会が実施している難病患者支援啓発事業です。
当校は、看護学科と介護福祉学科の2年生が毎年受講しています。
富山県難病相談・支援センターの紹介の後、岡島 康幸さんと大和 恵美子さんから当事者のメッセージとして体験談をお話ししていただきました。岡島さんからは「潰瘍性大腸炎と闘って」、大和さんからは「入院を繰り返す難病 皮膚筋炎と共に」について、発症の経過、治療に伴う苦痛、日常生活、現在と予後について詳しくお話しいただき、学生たちは真剣に聞き入っていました。
『医療現場に立った時は素敵な笑顔を見せてください。
その笑顔がきっと患者の元気の源になるはずです。』
先日、立志式を迎えたばかりの2年生には、最後に話されたこのメッセージが胸に響いたようです。