20.06.09
3年生 在宅での遠隔学習と分散登校での実習
新型コロナウイルスの影響により病院等での臨地実習ができない3年生ですが、領域別にそれぞれ課題実習に取り組んでいます。
ビデオ会議システムZoomやグループLineを使用し、遠隔で担当教員に質問したりカンファレンスを行っています。
今回は母性看護学実習の様子を紹介します。
実習1日目、1グループ6人ずつ分散登校し、実習課題(事例・練習問題等)と記録用紙を受け取り、実習を開始しました。
2日目以降は、毎日8:30に担当教員・グループメンバーとZoomやグループLineを使って出席確認をした後、本日の実習内容の確認、適宜対面ディスカッションを行います。
実習の終了時間である16:30には、記録をメールで提出してもらいます。
■提示した模擬事例
以下のような模擬患者の情報を与え、産褥1日目~退院までの経過をたどりながら実習を進めます。
■グループLineを使った質疑応答の様子
■Zoomによるカンファレンスの様子
■分散登校による学内での妊婦の観察、沐浴演習
担当教員より
1年前の授業(演習)を思い出し、自宅でシミュレーション。
レオポルド触診法で、胎児の姿勢や大きさ・羊水量を観察します。
沐浴は、何度練習しても緊張しますね。
1年前よりも、赤ちゃんへの声かけが自然に出来ていますね。
学生の感想
・ZOOMで毎日会っていたけれど、直接会うとほっとした。
・自宅でイメージトレーニングをしてきたけれども、実際にしてみると戸惑うことがあったので、
人形だったけど実施できてよかった。
・昨日までの事例に当てはめて授乳の姿勢をとってみた。もう少し授乳クッションの使い方を上手く
出来るようになりたい。
・男性は授乳をすることがないけれど、授乳の姿勢をとることで母親の気持ちがわかったような気が
した。
20.06.09
分散登校による対面授業の様子
新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言が解除され、県内の公立学校が再開していることから、看護学科でも6月1日から分散登校による対面授業を再開しました。
当面は学年別に登校日を決め、週1~2回程度の登校を考えています。
まだ完全に収束したわけではないので、様子を見ながら段階的に登校日を増やしていく方針です。
初日の登校は1年生でした。
32名全員が登校し、久しぶりに元気な顔を見せてくれました。
まず、学生にはフェイスシールドを配布しました。
密にならないよう教室ではなく学内で一番広い講堂を使用、窓やドアを開放し通気をよくしたり、座席を市松模様の配置にし間隔を保ちながら講義を受けました。
続いて2年生の登校日の様子です。
画像は、治療論Ⅱ(作業療法)の授業の様子です。
講師は当校作業療法学科の吉波学科長です。
身体に重りをつけて、麻痺のある方の日常を体験しました。
このような演習を含む学習は、遠隔授業では伝わりにくいので、この日の対面授業はたいへん有意義な時間になったようです。
「意外と重くてびっくり」 「なかなかうまくできない…」
登校時の検温や体調チェック、並んで食べるお弁当…
まだまだ規制はありますが、学生の嬉しそうな様子を見て教員も安心しました。
全学年が揃い学内に活気が戻る日が待ち遠しいです。
20.05.29
【看護学科 学生・保護者の皆さんへ】分散登校による対面授業再開について
6月1日から分散登校による対面授業を開始します。
6月の分散登校日は下記の通りです。
また、分散登校に際し注意事項についてお知らせを掲載しましたので確認してください。
■6月の分散登校日
学年 | 登校日 |
1学年 |
終日登校:6/1(月)、 6/8(月)、 6/15(月)、 6/22(月)、 6/29(月) 半日登校:6/17(水)午後、 6/19(金)午前・午後 ※グループ別 、6/24(水)午後 |
2学年 |
終日登校:6/5(金)、 6/12(金)、 6/18(木)、 6/25(木) |
3学年 |
半日登校:6/17(水)午前、 6/19(金)午後 |
※詳しい時間割は、講義日程表を確認してください。
■看護学科 分散登校による対面授業再開に関するお知らせ
・看護学科の分散登校 日設定 に 関するお知らせ〔PDFファイル〕
・分散登校による対面授業再開にあたっての注意事項について(お願い)〔PDFファイル〕
・分散登校による対面授業再開にあたっての注意事項 〔PDFファイル〕
20.05.22
学校紹介ポスター
フローレンス・ナイチンゲールの誕生日に因んで、5月12日は「看護の日」と制定されています。
2020年の今年はナイチンゲールの生誕200年の記念すべき年で、富山県でも5月2日(土)にグランドプラザ(富山市)にて富山県看護協会主催の看護フェスティバルが行われる予定でしたが、新型コロナ感染症拡大の影響で、残念ながら中止となりました。
メインテーマは、「看護の心をみんなの心に」でした。
このフェスティバルでは、富山県下の看護学校紹介ブースがあり、当学科も参加する予定でした。
これは、そこでお披露目するはずだったポスターです。
年間行事や学内の様子など紹介しています。
教室前に貼ったので、学生の皆さんは学校が再開したら見てくださいね。
20.05.08
遠隔授業で講義再開
当校では、理学療法学科や介護福祉学科が先立って遠隔授業を開始しました。
当学科でも遠隔授業開始にあたり、4月21日からWeb会議システム『ZOOM』で学年ごとにHRを開催し、学生・教員共に操作方法をシミュレーションした上で開始しました。
非常勤講師の先生方にも、当校またはご自宅等から遠隔授業を配信していただいておりますが、授業を実施するにあたり、事前に学生へ送る講義資料や課題を準備していただくなどご協力いただいております。
今回は、学内から遠隔授業を行った3年生「関係法規」の様子を紹介します。
講師の先生がウェブカメラ越しに「皆さん、元気ですか?」と問いかけると、学生は笑顔で手を振って「元気です」と答えていました。
この日は3回目の講義で、福祉・医療・看護に関する法律を学び、看護師の法的責任について学びました。授業に際し、グループ毎に異なる課題資料を送付しており、グループワークについて説明した後、学生は個人学習⇒グループワーク(グループ毎にZOOMやLINE)に取り組んでいました。
後半、再び全員がZOOMに集合し、学生からの質問や相談に先生が回答し、次回の説明を加えて講義は終了しました。
学生に感想を聞いてみると、「初めての遠隔授業なので、はじめは音声が聞き取りにくいところもありましたが、調整することが出来ました。パワーポイントの画面が見やすくて良かったです。」とのことでした。
20.05.01
学生学習交流会(昨年度の様子)
新型コロナウイルス感染症対策で現在は休業中ですが、前回の記事に続き昨年度の学内の様子をご紹介します。
今回は、当校の特色!! 職種を超えた学生学習交流会の場面を掲載します。
保健・医療・福祉の分野において連携は重要です。
学生時代から、互いに意識し学びを深めていくことは素晴らしいことです。
当学科では2年生が、理学療法学科・作業療法学科・介護福祉学科の学生と一緒に多職種連携について学びました。
今年も、富山市のまちなか診療所の三浦先生、当校の理学療法学科卒業生の堀田さんにお越しいただきました。
1人の対象者とその家族を支援するために、多職種(4学科の学生)で目標を立て、それぞれの職種の特殊性や役割を意識して話し合いました。迷ったときには、先輩である教員へ相談し知恵をもらいながら看護計画を立案しました。
学生の感想
- *他学科(多職種)の専門的知識が分かった。
- *色々な職種の人と交流し、それぞれの視点で考え共有ができ、今後働いたときに役立つと思った。
- *看護学科(看護師)は身体面について他学科よりも知識がある。
- *再発予防など看護師にしかできないこと、看護らしさが分かった。
- *自分の職種がやれることには限界があり、その限界を超えるには多職種の連携が必要だと思った。
担当教員の言葉
多職種の強みと自分たち看護師(の卵)の強みに気づけたので、これからの実習では、看護師が多職種とどのように連携し、目標や計画を共有しているのかを、自分が看護師になったつもりで考え学んでいきましょう。
20.05.01
2年次 母性看護学方法論Ⅲ 演習(昨年度の様子)
新型コロナウイルス感染症対策として休業中の現在、校舎はひっそりと静まり返っています。
少しでも早く終息し学校が再開できることを願うばかりです。
さて、今回は昨年度の授業風景をご紹介します。
元気な学生の姿が……声が……聴こえてくるようですね。
これは母性看護学方法論Ⅲの授業で、産後のお母さんへの保健指導のシミュレーション風景です。
事例演習の看護計画から必要な保健指導項目を決め、2人1組で指導案とパンフレットを作成し指導のシミュレーションをしました。
学生の学び・感想
- ・初めてのお子さんの場合は、新しい事ばかりで不安だと思う。相手の反応をみながら、質問に対して適切に答えられるように正しい知識を身に付けないといけないと思った。
- ・母子健康手帳の目的として、健康管理だけではなく母と父が一緒にこの成長に関わっていけるような内容があることがわかりました。
- ・きれいな見やすいパンフレットをもらうと気持ちがいいし、自宅へ帰ってから役に立つものが良いと思った。
- ・排泄は、色・量・性状などちょっとしたことでも異常かもしれないと思いやすいので、十分な説明が必要であると思った。
- ・母親役をした時、最後に「心配な時はいつでも電話してくださいね」と言われ安心できた。
担当教員の言葉
学生一人一人が、自分の担当内容について調べ、どのようにしたらわかりやすいかを考え工夫しながら取り組んでいました。
指導案やパンフレットは、まだまだ改善の余地はあります。授業をきっかけに指導内容に興味と関心を持ち、実習で受け持たせていただいた母子への看護でぜひ実践してほしいです。