25.04.02
第3回オープンキャンパス
3月27日(木)に第3回オープンキャンパスを開催しました。
看護学科には、高校生4名とご家族2名が参加されました。
学科長による学科紹介、在校生による学生生活紹介の後、「心臓と血圧のお話」をテーマにミニ講義と演習を行いました。心臓の役割と血管や血圧についてミニ講義で学び、続く演習では実習室で実際に聴診器を使って自分の心臓音を聞いたり、在校生に血圧を測ってもらいながら血圧測定時の音を聞きました。
シミュレーター(モデル人形)を使って、心臓の異常音や呼吸音も聞きました。
演習の後は、在校生を交えて座談会を行いました。
参加者から学校の様子や学生生活について様々な質問があり、在校生は分かりやすく丁寧に答えていました。在校生に聞くことで、パンフレットやホームページでは分からないことを知ることができたようです。
25.03.25
卒業式
3月6日、令和6年度 卒業式を挙行しました。看護学科では31名がそれぞれの夢と希望を胸に、新たな一歩を踏み出しました。あいにくの曇り空でしたが、卒業生たちの表情は明るく輝いていました。
当校の卒業式は、理学療法学科と合同で開催する第一部と看護学科単独で行う第二部で構成されています。
第一部では、出席者全員で校歌を清聴した後に、両学科代表者へ卒業証書が授与されました。続いて、両学科から成績優秀者が2名ずつ表彰されました。
学校長からは、「幅広い分野に興味関心を持ち、思いやりの心を忘れず、仲間との絆を大切にしてほしい」と、温かいメッセージが贈られました。
看護学科単独で開催した第二部では、看護学科長から1人ひとりへ卒業証書が渡されました。そして、昨年挙行された立志式の際にみんなが誓ったように『その人がその人らしい生き方ができるよう温かく穏やかな気持ちで患者に寄り添う』ことを実践しながら、看護職として働き続けて欲しいと、力強いメッセージが贈られました。
看護学生としての3年間は決して平坦ではなく、進路に悩んだこともあったと思います。しかし、看護師になることを決してあきらめず頑張った31名全員が卒業を迎えることができました。3年間支えてくれたご家族と仲間への感謝の気持ちを忘れないでいてほしいです。
みんな、晴れ晴れとした素敵な笑顔ですね。
卒業式の前日に、看護学科教員みんなで講義室3のホワイトボードの飾りつけをしました。皆さんと過ごした3年間は、看護学科教職員一同にとってかけがえのない宝物です。 これから始まる看護師としての新しい旅路が、皆さんにとって輝かしいものとなるよう心よりお祈りしています。
25.03.25
卒業生特別講義
3月4日に、富山県看護協会長の岡本里美様を講師としてお迎えし、「富山県の看護の動向とこれからの看護師に求められること」と題して、卒業を控えた3年生へご講義いただきました。大変貴重な学びの機会となったようで、一生懸命にメモを取りながら聴く姿が見られました。
2040年に向けて、高齢化が更に進み医療・介護・福祉の連携がより重要になる一方、少子化の影響によって人材確保がますます困難になると予想されています。限られた人数で、安全安楽な医療が提供できるよう技術開発が進められてはいますが、更に高い能力が1人ひとりの看護師に求められるようになります。
4月に看護師として入職される3年生の皆さんには、健康に留意し、自己研鑽に励みながら、看護の道を歩み続けていかれることを期待しています。
25.03.14
実習病院説明会
3月7日に1~2年生を対象とした実習病院説明会を開催しました。
実習病院である富山労災病院、富山県リハビリテーション病院・こども支援センター、富山県済生会富山病院、富山県厚生連滑川病院、黒部市民病院、かみいち総合病院の6施設から担当者にお越しいただき、病院概要や福利厚生、看護体制、教育システムについてや実習指導看護師の紹介など、それぞれ説明していただきました。
学生たちは、今後の実習や就職のことを考え、一生懸命にメモを取りながら聞いていました。
その後、質問タイムを設けました。
学生が各自興味のある病院のブースへ赴き、担当者に個別に質問をするスタイルです。
「キャリアラダーについて教えてほしい」
「メンタルサポートについて教えてほしい」
「学生の時に勉強しておいたら良かったことはなんですか?」
「看護師として大事に思っていることはなんですか?」
など、各ブースでは様々な質問が飛び交い、担当者の皆さんは、どの質問にも丁寧に分かりやすく回答してくださっていました。担当者の中には当学科の卒業生もおり、学生と近い目線で回答してくれたようです。
【学生の感想】
- 就職に向けて良い機会だった。
- 病院の担当の方たちにわかりやすく説明をしてもらい、興味を持てた。
- 全病院に質問したいくらいとてもいい時間だった。
感想からも分かるように、学生はとても有意義な時間を過ごせたようです。
ご協力いただいた実習病院の皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
25.03.14
領域別実習開始(2年生)
2年生は、1月下旬から領域別実習に臨んでいます。2月中旬まで行われた1クール目は、4グループに分かれ、成人・老年看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学の実習を行いました。その中から、今回は老年看護学実習の様子を紹介します。
介護老人保健施設で行う老年看護学実習では、高齢の入所者を身体的・精神的・社会的側面から捉え、今後の生活を見据えた高齢者を支える看護を学びました。実習施設は、当校の関連施設でもある なごみ苑 でした。
この日は『節分の集い』に参加し、レクリエーションを行いました。高齢者に対する日常生活動作の援助だけでなく、心身の機能向上やリフレッシュにつながるレクリエーションも重要な看護のひとつです。学生たちは、インフルエンザ鬼、コロナ鬼、転倒鬼、腰痛鬼といった高齢者にとって大敵の名前が付いた鬼役を担当しました。
「鬼だぞ~」と脅しながらも、豆を当てられた後は、「気をつけてね、転ばないようにね」「感染怖いからね、手洗ってね」と、ひとり一人の目線に立って声掛けをする優しい鬼たちでした。
多くの参加者が集う豆まきで、床に豆が落ちていても事故なく終了したことに学生は驚いたようでした。職員の配置や安全管理、時間管理など入念な準備があったからこそ、安全に事故なく、参加者が満足のいくレクリエーションが実施できたとふり返っていました。
25.02.10
看護師国家試験対策
早いもので、第114回看護師国家試験日まで残り僅かとなりました。
3年生は全ての科目履修を終え、国家試験に向けて個々に取り組んでいます。
生活リズムを崩さないことと、得点の底上げを目指して、学校では午前中に国家試験対策の特別授業を毎日行っています。
看護学科教員一同が日替わりで、専門分野の内容を中心に、授業を行っています。
授業が終わった後は、そのまま学校内に残り、教室や図書室等で勉強をしている学生もいます。
わからないところは、学生同士教え合ったり、教員に質問したりと、その日感じた疑問を その日のうちに解消しています。
学生たちは真剣そのものです。
2月5日に最後の看護師国家試験模擬試験を実施しました。
それぞれに手ごたえを感じていたようです。
最後は自分との勝負です。
どうかこれまで頑張った自分を信じてください!
3月に、令和6年度卒業生全員が合格できるよう、看護学科教職員一同、一丸となって精一杯サポートします。国家試験まであと少し、一緒に頑張りましょう!
25.02.10
1年生 学外学習
1月29日(水)、1年生の学外学習で中野島公民館(滑川市)を訪問しました。
これは地域・在宅看護論概論Ⅰの授業の一環で、地域で暮らす方々と交流を持ちながら、健康を維持するために日々の生活で工夫されていること、コミュニティでの繋がり、地域の特徴等を学ぶ事を目的としています。
毎週水曜日の午後に催されている介護予防ふれあいサロン「中野島いきいきの会」と名付けられたこの会は、まずキラピカ体操を行ってから、「カラオケひばりの会」主催のカラオケで楽しまれています。参加者は性別問わず、年齢73歳~89歳と幅広く、「〇〇ちゃん」とお互いを呼び合う、仲の良さが伝わる方々でした。
学生も参加者と一緒にキラピカ体操を行い、座談会を持たせていただきました。
学生からの質問
*生活の中で気を付けていることは何ですか?
→ 栄養(タンパク質)をしっかり摂る、運動をする、睡眠をとる
*健康の秘訣は何ですか?
→ 好きな事を続ける、みんなと一緒に笑う、仕事をする、わんわんパトロール、役割を担う
*楽しみにしている事は何ですか?
→ コーラス、絵本の読み聞かせ、カラオケ
介護予防ふれあいサロンは住民が中心に運営される、楽しく、気軽に誰でも参加できる「つどいの場」。集う場所をつくる、自宅から外出する機会をつくる、仲間づくりのために、積極的に活動されている素敵な場所でした。
レクリ エーション |
物理的環境 | 教育 |
経済 | 住民 | 安全と交通 |
コミュニ ケーション |
保健医療と 社旗福祉 |
政治と行政 |
その後、滑川市内の中学校区(滑川中学校、早月中学校)を散策しました。地域に住む人々の健康と暮らしを支援するために必要な地域の情報を確認することが目的です。情報を8つの項目に分け、所在地、情報の意味(暮らしへの影響等)を考え、マップを作って発表しました。
学生の感想
- キラピカ体操が楽しかった。
- 参加者は元気で、年齢よりずっと若く見えた。
- 近くに公園や桜の並木道があり、リラックスできる街だった。
- 病気を抱えていても自分で管理しながら元気で暮らしている。
- 町内にある駐在所が分かりにくく、緊急時にすぐ見つけられないと思った。
- のるmy carの回数は少ないが、バス停が近く学生の頃、使っていた。
- 8号線を挟んで南北では生活状況が変わる。(商店街、病院、役場等が近くにない)
25.02.10
高齢者疑似体験
2025年1月22日、富山市にあるサンシップとやまで高齢者疑似体験を行いました。
10代20代の学生は膝や肘の関節を固定し、ベストに重りを入れ、手袋をし、白内障を模した眼鏡をかけ、杖をつきながら、高齢者になりきって施設内を動きました。
新聞の細かい文字は判読が困難でした。
介助箸を使ってビーズやマカロニをつまんでみました。
いつも使っている小銭入れから、お金を出して飲み物を購入する体験もしました。
思いがけず、お金を落としてしまう場面もありました。
外に出て、信号機の色の見え方、そばを通る車の音の聞こえ方も体験しました。
学生の感想より
- からだが重く感じて、とても疲れた。
- 眼鏡をすることで緑色の文字は青く見え、色によってはわかりにくい場合があることが分かった。
- 信号はほとんど色がわからなかった。
- 友達の声が聞こえにくく、自然と自分の声も大きくなっていた。家で祖父が大きな声でしゃべるのはこういうことかと思った。
- 階段はどちらの足から動かせばよいか、迷った。
この体験を忘れず、今後の実習等で活かしてくれることを願っています。