看護学科

HOME > News & Topics > 看護学科

看護学科の一覧です。

24.10.23

第27回 ほたるいかマラソン協力

 

10月13日(日)、第27回 ほたるいかマラソンが開催され、主催である公益財団法人 滑川市スポーツ協会からの依頼で、当学科の看護教員4名がAED隊として参加協力しました。

 

 

当校に隣接する滑川市スポーツ・健康の森公園陸上競技場がスタート・ゴール地点ということで、学校周辺は数日前からほたるいかマラソンモードでした。大会には県内外から2732人のエントリーがあったそうで、大会当日は、当校駐車場も臨時駐車場となりました。

 


9時にハーフマラソンがスタートし、滑川工業団地にある最初のAED設置スポット(約3km地点)では、数名の体調不良者に対応しました。

第1給水所(約5km手前)は、最初の給水所なので、ほとんどの方がドリンクを手に取っていかれました。着ぐるみ着用のランナーが汗だくで、うちわで仰いで励ましました。

ほたるいかミュージアム前の第2・第4給水所でも、ランナーの様子とトイレ利用者の様子を気にかけながら給水業務をサポートしました。ランナーに触れると公式記録にならないので、触れないように注意しました。

スタートから15km地点にある第3給水所では、水をかぶり身体をひやすランナーも多く、沿道からはたくさん「がんばれー」と声がかかり、一緒に拍手をして応援しました。

各AED設置スポットの他にも、消防士さんがAEDを携行してコースをラウンドしておられました。

 

幸い今大会ではAEDを使用することはなく、無事に終了しました。

 


 

 

24.10.23

2年生演習 一次救命処置

2年生「基礎看護学方法論Ⅵ」の授業では、救急看護に必要な技術について学習します。

 

この日は、富山県済生会富山病院 副師長 平野奈央子先生を講師としてお招きし、一次救命処置の演習を行いました。平野先生は日本DMATのメンバーで、救急看護認定看護師としてご活躍されています。平野先生のご指導のもと、一次救命処置の3つの技術を学びました。

一次救命処置の3つの技術

 1. 正しい胸骨圧迫の方法

 2. AEDの取り扱い方法

 3. 人工呼吸(BVM換気)


【一次救命処置の演習の様子】

傷病者の反応を確認し、脈拍や呼吸がない!

 ↓ 

周囲の協力を得て、直ちに胸骨圧迫を開始

 

 ↓ 

AEDが届くと、すぐ心電図を装着・解析し、除細動を実施

 ↓ 

再び胸骨圧迫・バッグバルブマスク換気(BVM換気)を実施

 

 

早急に救命処置を施すと救命率は高くなります。反応の確認、正しい胸骨圧迫、AEDの使用方法を学び、いざという時に行動がとれるように、繰り返し演習を行いました。

 

学生の感想

  • 一人ではなく協力者を要請しチームで対応することが必要だと思った。
  • 効果のある胸骨圧迫にはコツがあり、正しい位置に手を当て体重をかけることが難しかった。
  • 万が一その場面に遭遇したら、今日の演習での学びを活かしたい。

 

24.10.18

黒部市民病院 災害実働訓練ボランティア参加

9月21日(土)、黒部市民病院で災害実働訓練が行われ、当学科1~2年生の希望者20名が傷病者役のボランティアとして参加しました。

 

災害訓練参加に際し、黒部市民病院のDMAT (*1) 隊員で看護師の伊井様が来校され、災害実働訓練の概要について説明がありました。また、災害医療の実際について、DMATが東日本大震災や能登半島地震で実際に活動した時の写真を交えながら教えていただきました。

 (*1) DMAT(ディーマット)… 災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team) の頭文字をとった略称

 


当日、黒部市民病院に到着すると、一人ひとりに傷病者の設定が割り当てられ、職員の方から担当する傷病者について説明を受けました。重症から軽症まで様々な設定があり、訓練中はその傷病者になりきります。

 

 

訓練が始まると、所定の位置につき、救急隊からトリアージ (*2) を受けます。

トリアージタッグ (*3) を右手首に取り付けられ、医療救護を待ちます。

 (*2) トリアージ… 災害など多数の傷病者が発生した時に緊急度や重症度に応じて治療や搬送の優先順位を決めること
 (*3) トリアージタッグ… トリアージの結果を示す識別票のこと

 

 

受傷の状況に応じて、徒歩、車椅子、ストレッチャーで、トリアージタッグの色のエリアに搬送されていきます。

 

 

 

各エリアに搬送された学生たちは、医師の診察後、処置を受けていました。

 

 

トリアージタッグ緑色の学生は、軽症で症状観察と内服薬だけもらって訓練が終了となりました。

優先順位が最も高い赤色エリアと2番目に高い黄色エリアでは、点滴投与の処置を受けたり、レントゲンなど検査に行くために再度搬送されたりしていました。中には緊急手術で手術室へ搬送されたり、黒色(心肺停止や救命の見込みがない状態)へトリアージ変更となった学生もいました。

 


 

このような大規模な災害実働訓練に参加させていただき、学生たちは災害医療について体験し学ぶことができました。学生たちには、今回の訓練で見ることができた緊急時でも他者を思い救護できる看護師になってもらいたいと思います。

 

24.10.03

富山県看護学生交流会

9月13日にアイザック小杉文化ホール ラポールにて、富山県看護教育機関連絡協議会主催の学生交流会が開催され、本校の1年生も参加しました。

 

学生交流会には県内7校の看護学校の1年生、約260名が参加しました。6月より各校の学生代表者が打ち合わせを重ね、内容の計画・準備をしました。

 

 

まず、各校の学校紹介があり、他校の校舎の様子や学校生活の雰囲気を知ることができました。当学科の1年生も夏季休業期間を使って写真を撮ったりスピーチの内容を考え、プレゼンテーションの準備をしました。本番はとても緊張しましたが、本校の魅力が十分に伝わる内容になったと思います。

 

その後、ゲーム大会を通して他校の学生と交流を図りました。高校の同級生など懐かしい再会もあったようで、当日は笑顔あふれる会となりました。

 

じゃんけん大会、イントロクイズ、ビンゴ大会の様子

 

 

 

24.10.01

授業紹介「保健体育 ウォーキング」

看護学科では、1年次の前期履修科目に保健体育があります。全15回の講義のうち最初の2回は座学で「健康と身体活動」を学び、3回目からバスケットボールやバドミントンなどのスポーツを実践し、スポーツへの親しみを育むとともに心技体の能力向上を目指します。

 

今回はその中のウォーキングの授業を紹介します。

 

授業内容に【ウォーキング】とあると、学生は「歩くだけ?」と他のスポーツとは違った反応をします。健康な学生にとって歩くことは当たり前のことで、普段、何も意識せずにしている動作かもしれません。しかし、学生に「正しい姿勢、正しい歩き方ってわかる?」と聞くと、首をかしげます。

 

正しい姿勢・正しい歩き方を知ることは、看護師としてとても重要なことです。受け持ち患者さんが転倒予防のための歩行練習を行う際、付き添うことがあるからです。正しい知識があれば、患者さんの歩行を観察し、姿勢を直した方がいいのか、筋力が足りないのかなどの評価をし、適切な歩行指導ができます。

 


健康ウォーキング指導士である田中寿美子先生に講師としてお越しいただき、第1回目の授業では「正しく立つ、正しく歩く、健康ウォーキング」を学びました。

 

 

「重心はどこ?」「手の振り方はどのように?」「目線はどこ?」と、一つずつ動作の指導を受けながら自分の立ち方、歩き方を見直していました。

 

 

何気なく歩く】を【正しく歩く・健康のためのウォーキング】に変えることは難しそうでしたが、先生の指導を受けた後は確実に学生たちの歩き方に変化が見られました。また、歩くことへの興味関心にも変化があったように感じました。


第2回目の講義では、滑川市内をウォーキングしました。

 

あいにくの雨で、時には傘を差したり雨宿りをしながらのウォーキングとなったため、せっかく学習した腕の振り方や歩き方を実践できない場面もありましたが、普段車で通っているときは気付かなかった店を発見したり、風景に親しむことができたようです。5.5km歩いたので最後は少し疲労も見られましたが、みんな笑顔でウォーキングを楽しんでいました。

 

 

いつまでも歩ける転倒しない身体づくりは健康寿命の延伸にもつながります。学生自身の健康のためにも、患者さんに歩行指導ができる看護師になるためにも、今回の授業で学んだウォーキングをこれからも実践してもらいたいと思います。

 

24.08.19

第2回オープンキャンパス

8月8日(木)も看護学科オープンキャンパスを開催しました。

 

学科紹介の後、この日は「看護師が行う食事援助」について、講義と演習をしました。

患者さんが安全に楽しく食事ができるように調整することは、重要な看護師の仕事です。

まずは食べ物を飲み込む仕組みや、むせにくい食べ方の工夫について学習しました。

その後、実習室に移動し、食事の援助の演習をしました。保護者の方にも参加してもらいました。

 

嚥下機能を評価するテストをしています
とろみをつけた水を作成しています

 

 

モデル人形でむせにくい姿勢づくりを学習した後に、実際に参加者の皆さんに食事介助を体験してもらいました。

 

参加者からは、「実際に食事介助を経験できてよかった」「いろんな人に役立ちそうな技術だった」、保護者の方からは、「自分の将来のためにも、飲み込む力が大切だと知った」といった感想が聞かれました。

 

前日に続き、最後は参加者と在校生で座談会を行いました。

「学校のことを気軽に質問できた」「アットホームな感じでよかった」と好評でした。

 

 

 

今年度の夏季オープンキャンパスは終了しましたが、8月24日、9月21日、10月19日に少人数制で行う学校見学・個別相談会・ミニ体験を開催予定です。お気軽にご参加ください。

 

学校見学・個別相談会・ミニ体験の詳細・お申込みはこちら

24.08.19

第1回オープンキャンパス

8月7日(水)、看護学科の第1回オープンキャンパスを開催しました。高校生と社会人、合わせて15名とご家族も一緒に参加されました。

 

 

学科長による看護学科の紹介、在校生による学生生活紹介の後、今回の講義・演習テーマ「看護師が行う清潔ケア」のミニ講義・ミニ演習を行いました。髪を洗い清潔にすることの必要性、洗髪の手技のポイント、いろんな洗髪の方法などを講義で説明した後、実習室に移動し、在校生が患者さん役となって実際にベッドの上で洗髪をするデモンストレーションを行いました。

 

 

その後はグループに分かれ、モデル人形にケープを巻いたり、頭部に泡をつけてお湯で流す体験をしてもらいました。説明を真剣に聞いて楽しく演習に取り組んでいました。

 

 

 

【 演習の感想 】

  • 優しくわかりやすく教えてくださって楽しく体験することができました。
  • やったことがないことで少し不安だったけど、先生と生徒さんが丁寧に教えてくださって楽しくできた。
  • 実際に体験できてとてもよかったです。

 

 

最後に参加者と在校生で座談会を行いました。試験のこと、学校生活のことなど、参加者からの質問に在校生が丁寧に答えていました。

 

 

【 座談会の感想 】

  • 学校について、学生さんだからこそのお話でわかりやすかった。
  • 受験で気を付けておいた方がいいことを知ることができたから。
  • 本音の声や現状などを知ることが出来たのでとても良かったです。
  • 外からわからない学校の良さを教えてもらい、楽しくできるという点がほかの看護学校と違い興味が湧いたから。

 

 

今年度の夏季オープンキャンパスは終了しましたが、8月24日、9月21日、10月19日に少人数制で行う学校見学・個別相談会・ミニ体験を開催予定です。お気軽にご参加ください。

 

学校見学・個別相談会・ミニ体験の詳細・お申込みはこちら

24.08.19

中学生の看護体験授業

8月6日、中学生を対象とした看護体験授業を開催しました。これは、公益社団法人富山県看護協会から委託された「看護普及推進事業」で、この体験を通して看護に対する理解と関心を高め、将来、看護師になる人が増えることを願って企画されたものです。この日は、元気いっぱいの中学生3名が参加され、「ヘルスアセスメント」と「赤ちゃんの特徴と観察・看護」の体験授業とミニ演習を行いました。

 

「ヘルスアセスメント」では、まず自分の心臓と呼吸の音を聴診器で聴きました。自分の元気な心臓音を聴いて目をまんまるにしていました。また、シミュレーション人形で、痰がたまっている人の呼吸音も聴き、健康な人との違いを聴き比べました。

 

【 ヘルスアセスメントの感想 】

  • 心臓のしくみがわかった。
  • 自分の心臓の音や肺の音が聴いてみると、心臓の場所によって少しずつ音が違っていた。

 

 

次の「赤ちゃんの特徴と観察・看護」では、新生児のモデル人形を使って沐浴(新生児のお風呂)体験をしたり、赤ちゃんの心音・呼吸音を聴きました。

 

 

【 赤ちゃんの特徴と観察・看護の感想 】

  • 実際に体験してみて、片手で赤ちゃんを支えながらの入浴は意外と大変でした。
  • 体験したからこそ、どれだけ大変なのかがわかった。
  • 心臓の音や肺の音は自分と胎児では速さが違っていました。(新生児は大人の約2倍です。)

 

 

 

 

最後に、ナース服の試着体験もしました。

高齢者モデルの「小春さん」と記念撮影!

【 体験授業を受けての感想 】

  • 初めて体験することが多くて楽しかった。
  • (聴診器を使うのは)初めてで、自分の心臓の音を聴くのは難しかったけど、何回かしてみるとうまく聴こえるようになった。
  • お盆に1歳のいとこに会うので、安心させられる抱っこをしてあげたい。
  • 人形の赤ちゃんは静かだけど、泣いたり暴れたりハプニングの時のお世話もしてみたい。(泣いて暴れているときはどうしたらよいか学んだので)
  • 看護師になるための勉強を頑張ろうと思った。

 

24.08.19

生活科学(実験・耐震構造)

生活科学「食の環境」の単元では、健康と栄養素の働きや食品の安全性について学びました。学習の過程では、アントシアニン色素の実験も取り入れ、酢や炭酸を入れて色の変化を確認しました。色がどう変化するかは学習済みですが、実際に色の変化を見た学生からは感嘆の声が漏れていました。

 

 

また、「住の環境」では耐震構造について学びました。ストローハウスを作り、筋交いの重要性を体験しました。各グループで出来上がったハウスにおもりを乗せて、強さ比べもしました。久しぶりの工作で、和やかに盛り上がっていました。

 

 

 

 

24.07.22

「高校生の一日看護見学」アドバイザー

7月1日(月)~12日(金)、県内18の公的病院で「高校生の一日看護見学」が開催されました。この「高校生の一日看護見学」は、富山県看護協会が高校生を対象に毎年実施している事業です。当学科の教員も5か所の病院で延べ9回、アドバイザーとして参加しました。

 

 

7月1日は富山県リハビリテーション病院・子ども支援センターで、7月5日は黒部市民病院で開催された「一日看護見学」では、高校生の皆さんは、2つのグループに分かれて「看護技術」と「手洗い」を体験していました。

 

 

「手洗い」体験では、感染管理看護認定看護師さんによる講義の後に、特殊なローションを使用して、アルコール手指消毒が効果的にできているかを確認しました。

 

 

「看護技術」体験では、人体シミュレーターを使用しての呼吸音・腸音聴取の他、心電図モニターの装着や心臓マッサージ、そして、自動血圧計を使用しての血圧測定を体験しました。会場は、和気あいあいとして、とても楽しそうな雰囲気でした。

 

 

当学科の教員は、アドバイザーとして「看護への道」について講義をしました。

 

高校卒業後に看護職に就くためには、看護系大学、看護系短期大学、看護専門学校(3年課程または2年課程)のいずれかにに進学し、国家試験受験を受け合格する必要があります。このように看護の入り口が多様であるのは、看護の魅力の一つです。

 

 

当校は3年課程の看護専門学校で、看護の現場の即戦力になり得る人材を育成することを目的としています。授業の3分の1が看護実習の時間であり、実践的な看護を学ぶことができます。

 

先輩看護師さんを囲んでの座談会では、高校生の皆さんは、看護師になって良かったことや勤務時間の合間の過ごし方、夜勤の様子など、具体的な質問をしており、関心の高さが伝わりました。

 

今回の体験が、高校生の皆さんの進路選択の参考になれば幸いです。

看護専門学校について、より詳しく知りたいと思われた方は、ぜひ、当校看護学科オープンキャンパスにご参加ください。

 

News & Topics