24.07.22

上市高校生進路研修

7月5日、進路研修のため上市高等学校から9名の生徒さんが来校されました。うち7名が看護学科を希望され、看護について座学と体験授業を行いました。

 

 

まずは看護学科長より「看護という仕事について」「看護職に就くためのステップアップ」について説明がありました。座学の後は図書室、講義室など学内見学をし、実習室へ移動して、ベッドメイキング、血圧測定、呼吸音と腸音の聴診などを体験してもらいました。

 

最初はベッドメイキング体験です。

 

教員からベッドメイキングの手順、環境を整える意義について説明しました。

 

患者さんは、入院生活の大半をベッド上で過ごしておられます。そのため、病室(ベッド周辺)の気温・湿度・広さは法律で細かく定められています。最近は看護補助者がベッドメイキングをすることも多いですが、ナイチンゲールが「シーツの肌触りやベッドの高さなど患者さんにあった寝具を提供することは看護である」と述べていることから、患者にとって心地よいベッドであるかを最終的に確認することは、看護の大切な役割です。

 

 

 

説明の後は、実際にベッドメイキングに挑戦!

皆さん、初めてとは思えないくらい、きれいで寝心地の良さそうなベッドを作ることができました。

 

 

次は、血圧と聴診についてのミニ講義です。

 

 

観察により患者さんの身体の異常にいち早く気づくことが看護師の役割の一つです。患者さんの体の中で何が起こっているのか把握するための手掛かりとなるのが、血圧や呼吸音、腸音です。

 

皆さん、アネロイド血圧計のネジ使いに苦戦しながらも、上手に音を聴き取っていました。

 

 

 

次に、フィジカルアセスメントモデル人形『フィジコ』を使用し呼吸音と腸音を聴きました。聴き取れた時は、皆さん嬉しそうでした。

 

 

 

最後は、実習室内の自由見学でした。演習用の赤ちゃんモデル人形は大人気で、みんな代わる代わる抱っこしていました。赤ちゃんを抱っこする皆さんの手つきがとても慣れている様子でした。看護師として将来有望ですね。

 

 

たった一つの細胞が分裂を繰り返し、10か月後には3,000g前後の胎児に成長するという教員の説明を聴き、廊下の胎児模型人形にも興味津々な様子でした。

 

知りたいことや質問してみたいことがありましたら、是非、当校のオープンキャンパスに参加してください。そして、今日の体験が進路決定の一助となれば幸いです。