23.07.28
上市高等学校県内進路研修
7月4日、上市高等学校から19名の生徒さんが進路研修に訪れました。
県内進路研修ということで、当校関連分野に進学を希望されている生徒さんです。
研修は志望の学科に分かれて行い、看護学科には7名が希望されました。
はじめに、「看護師という職業について」と「看護師になるためのステップについて」学科長が説明しました。
皆さんメモを取りながら真剣に聞いてくれました。
また、生徒さんから次のような質問がありました。
Q. 看護学校に入学するには、何をどれだけ勉強したら良いですか?
この質問についての回答はいくつかありますが、その一つを紹介します。
A. 看護学校入学後の最初の難関は解剖生理学です。生物はしっかりと勉強しておくと良いです。
残りの回答については、オープンキャンパス で詳しくお話しします。
8月8日(火)と8月24日(木)に開催を予定しておりますので、興味のある方はぜひご参加ください。
次に、当学科恒例の手洗い体験をしてもらいました。
コロナ禍の中、すっかり習慣がついたようで、完璧な手順で手洗いをされていました。
手洗いチェッカーで確認しますと・・・・・・
なんと、洗い残しがありませんでした! 素晴らしいですね。
次に2グループに分かれて、「心臓マッサージ&AED(自動体外式除細動器)」と「口腔ケア」を体験していただきました。
心臓マッサージ&AED
教員から、心臓マッサージのスピードや深さ、その他コツについて説明しました。
そのあと実際に1分間ずつ心臓マッサージをしてもらいました。
皆さんとても頑張られましたが、1分間の終わりにはもうへとへとでした。
次に、トレーニング用のAED(自動体外式除細動器)を使ってみました!
AED(自動体外式除細動器)は意識のない方の体に接続されているパッドを貼るだけで、心臓の状態を判断、必要に応じて電気ショックをかけてくれる器械です。
公共施設には必ず設置されていますので、是非探してみてください。
「とても疲れましたが楽しい体験ができました」と感想をいただきました。
ところで、急変した重症患者さんをいち早く治療に繋げるためのドクターヘリというものがあります。
富山県においても2015年に整備されました。
ドクターヘリに乗り、救急現場に医師とともに駆けつけるフライトナースは救急看護の認定を受けておられる方が多いです。
口腔ケア体験
口腔ケアモデルで義歯の装脱着をやってみたり、スポンジタイプの歯ブラシや口腔内清拭シートを使用したりして、口腔ケアを体験してみました。
皆さん楽しく、そして真剣に口腔ケア体験に取り組まれました。
現在、誤嚥性肺炎予防のために口腔ケアはとても大切な看護ケアとなっています。
摂食・嚥下障害看護の認定看護師が、誤嚥性肺炎の予防のため現場で大活躍しています。
如何でしたでしょうか?
上市高校生さんの進路研修に合わせて、看護の仕事の一部も説明させていただきました。
看護師として働き始めた後は、
オールマイティ―なゼネラリストを目指すも良し、
ある特定の分野の認定看護師や専門看護師を目指すも良し、
と、看護師は生涯キャリアアップできる可能性が∞(無限大)の職業です!!
今回、研修に参加された生徒さんは、1年生ということで、再来年の進路決定の際に当校のことを思い出していただけたら嬉しく思います。
そして、叶うならまたの再会を心待ちにしています。
充実した楽しい3年間を一緒に過ごしましょう!