平成 8 年4月 | 社会福祉法人周山会を母体として、理学療法士、作業療法士の養成校として開校 理事長 山田禎一 山崎安朗 学校長就任 |
平成 9 年4月 | 東田紀彦 学校長就任 介護福祉学科(2年制)を増設 |
平成18年4月 | 看護学科(3年制)を増設 |
平成21年4月 | 辻政彦 学校長就任 |
平成28年4月 | 小林寿夫 理事長就任 |
平成29年4月 | 長谷川成樹 学校長就任 |
令和 6 年1月 | 小林寿夫 学校長就任 |
創設者の経歴
創設者 山田 禎一
大正14年、富山県中新川郡北加積村野町(現富山県滑川市野町)に生まれる。昭和23年、金沢大学医学部を卒業後、同大学精神神経科に入局。昭和30年に同大学医学部精神神経科助教授となる。
昭和32年に同大学医学部を辞し、上京する。同年5月、調布市に「山田病院(精神科・内科)」を開設する。
昭和40年、精神科病院として「稲城台病院(稲城市)」を開設する。カナダ・ナイアガラ市立病院リハビリテーション科の見聞を生かし、昭和44年、神奈川県初の脳卒中リハビリ施設である「箱根仙石原温泉病院(神奈川県箱根町、現箱根リハビリテーション病院)」を開設する。当時、首都圏にリハビリ施設は少なく、同院の開設は、全国の福祉・医療関係者の注目するところとなった。
昭和47年、国内初の精神障害者授産施設である「創造印刷(調布市)」及びその出版部門「精神医学古典刊行会(調布市)(現創造出版、渋谷区)」を開設する。同施設は、自治体発注の印刷物や医学書を中心に受注する精神障害者のリハビリ施設で、社会で自立するための技術と環境順応性の習得とを目的に運営されている。
昭和47年、調布市教育委員会委員長に就任し、以後6期にわたり務める。「教育と医療をないがしろにして栄えた国家、民族はない」との哲学の下、今もなお、子育てや教育への信念の実現に努力している。
昭和49年、調布市医師会の会長に就任する。夜間や休日の急病対応として、夜間診療所や休日当番医制度を創設し、医師が交代で診療する体制を整えた。
平成2年、東京都第1号の介護老人保健施設「ヒルトップロマン(稲城市)」を開設する。 福祉先進国デンマークの老人福祉施設の視察の成果として、介護保険法施行日の平成12年4月1日に国内第1号となる介護付有料老人ホーム「デンマークINN小田原(神奈川県小田原市)」を開設する。同年、視察先であったデンマーク・コペンハーゲンのナーシングホームスタッフが来日し、「本家以上」との称賛を受ける。続いて、平成14年に「デンマークINN深大寺(調布市)」、平成16年に「デンマークINN府中(府中市)」、平成20年に「デンマークINN調布(調布市)」を開設する。 また、平成15年には、幼児と高齢者とが交流できる保育園併設の介護老人保健施設「デンマークイン新宿(新宿区)」を開設する。その他、都内に「東京南看護専門学校(稲城市)」の開校(平成4年)や精神障害者地域生活支援センター「希望ヶ丘(調布市)」などを開設(平成10年)するほか、出身地である富山県滑川市にも、富山県第1号の介護老人保健施設「なごみ苑」を開設(平成元年)し、「富山医療福祉専門学校」を開校(平成8年)する。
平成21年滑川市名誉市民
平成24年東京都名誉都民及び調布市名誉市民
以下、東京都平成24年度名誉都民「顕彰事由」
氏は、昭和32年の上京以来、55年にわたり東京都の地域医療に尽力し、中でも様々な偏見により適切な治療やリハビリが受けにくい状況にあった精神障害者の授産施設の国内初の創設や、高齢化社会への備えとして東京都で最初の介護老人保健施設を開設し、地域医療に大きく貢献されている。こうした画期的な取り組みは、世界各地の先進施設への積極的な視察と、進取の気性に富んだ氏の精神によるところが大きいといえる。